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AI 診断 サービス|4つの種類と選び方5基準・料金の見方【2026年10月】

AI診断サービスはセキュリティ・業務適用・組織・個人スキルの4種類に分かれます。測る対象・所要時間の表記・料金の見方を、IPAなど公式3ページの原文をもとに2026年10月時点で整理しました。

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AI Expert 編集部運営 Orga合同会社

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AI 診断 サービス|4つの種類と選び方5基準・料金の見方【2026年10月】

結論: AI診断サービスは、1つの商品ではなく、セキュリティ・業務適用・組織・個人スキルの4種類に分かれます。自社の悩みに合う種類を先に決めてから、各社を比べると迷いません。この記事では、4種類の見分け方、公式ページの原文、選び方の5基準、料金の見方を書きます。

この記事の要点

  • 「AI診断サービス」は4種類ある。情報漏えいが不安ならセキュリティ、どの業務にAIを使うか迷うなら業務のAI適用、社内の活用の進み具合を知りたいなら組織、社員の習熟度を知りたいなら個人スキルで、測る対象がそれぞれ違う
  • 仕分けの問いは1つ。上の4つのうち、どれが悩みの中心かを決める
  • 公式ページ3件(IPA・クラスメソッド・パーソル総合研究所)では、診断の価格表記を2026年10月2日時点で確認できなかった。当社の例は15万円/30万円(税別)で、他社の目安は確認できなかったため、見積を取る前提で動く
  • 診断だけでは成果は出ない。当社の適用診断は2週間・本番非接続(=実際の業務システムにはつながない)で、研修・試作(=小さく試して効果を見る)・実装(=実際に使える形に作る)のどれで進むかを切り分ける入口として設計している

この記事は、自社の業務にAIを入れたいが何から始めるか決められず、「AI 診断 サービス」で検索した方に向けて書いています。中小企業の経営者や推進担当の方です。決まっているのは「AIで何かを診断してもらう」という方向までで、診断の種類も、頼む先もこれから決める場面を想定しています。業務のAI適用診断に絞った比較はAI適用診断の比較に、診断の定義はAI適用診断とはにあります。この記事は、その手前の「どの種類の診断か」を仕分ける部分だけを扱います。公式資料を確認できた範囲だけを書き、確認できなかった種類は「依頼先に聞く」と書きます。

今日やることは1つです。自社の悩みを「情報漏えいが不安」「どの業務にAIを使うか迷う」「社内の活用の進み具合を知りたい」「社員の習熟度を知りたい」のうち1つに仕分けて、紙に書いてください。書いたら、「早見表|悩み別にどの診断か」で探す種類を確かめます。それだけで、検索結果の大半は読まなくてよくなります。

AI診断サービスとは|検索結果が混ざる理由

AI診断サービスとは、企業のAI活用について、現状や使いどころを調べて結果を返すサービスの総称です。ただし「AI 診断」という言葉は、AIを使って診断する物と、AIの利用を診断する物の両方を指すため、検索結果が混ざります。

当社が2026年10月1日〜2日にGoogleの検索結果を取得しました。「AI 診断 サービス」の関連検索には、次の語が並んでいました(当社調査)。

  • 「AIセキュリティ診断」「脆弱性診断ツール AI」(システムの穴を調べる診断)
  • 「AI 病気 診断 無料」「AI画像診断」(医療や画像の分野)

「他の人はこちらも質問」(=検索結果に出る関連質問、PAA)には、「無料で診断できるAIは?」「無料のAIチェッカーはありますか?」がありました。上位にはAI Overview(=検索結果の上に出るAIの要約)も出ています。同じ語で、セキュリティ会社、業務の専門家、医療の話が並ぶので、読者は自分の知りたい診断にたどり着きにくい状態です。

この記事の対象は、企業が業務にAIを入れる前後で受ける診断です。AI病気診断、AI画像診断、文章がAI製かを判定するAIチェッカーは対象に入れません。これらは、探している内容が別だからです。

確かめ方: 気になった診断のページで、「誰が」「何を」測るのかを探してください。「システム」「業務」「組織」「個人」のどれにも当たらないなら、この記事の診断ではありません。

診断の4種類を比較表で見る

AI診断サービスの4種類は、測る対象で分けると見分けられます。セキュリティ診断はシステムの穴、業務のAI適用診断はAIの使いどころ、組織診断は組織全体の実践度、個人スキル診断は人の習熟度を測ります。

種類測る対象向く場面料金の出し方
セキュリティ診断AIを含むシステムやサービスの穴情報漏えいや不正利用が心配で、守りを確かめたい公式資料は未確認。専門ベンダーに見積で聞く
業務のAI適用診断どの業務にAIを使うと効くか何から手を付けるか決められない当社の例は15万円/30万円(税別)。他社は公式に価格の記載を確認できず
組織診断組織単位の生成AI(=文章や画像を作るAI)の活用の実践度全社・部署ごとの足並みや課題を見たい公式ページで確認できたのは無料体験の案内のみ
個人スキル診断一人ひとりのAIスキル研修の前後でスキルの差を見たい公式資料は未確認。依頼先に聞く

この表の使い方は、左から2列目の「測る対象」と、自社の悩みを照らし合わせることです。「何を測るか」が合わない診断は、料金が安くても役に立ちません。

自社の悩みを4つに仕分けると、探す診断の種類が決まる

悩みから診断の種類を決める仕分け図何を守りたいならセキュリティ診断、どの業務にAIを使うか決めたいなら業務のAI適用診断、組織の足並みを見たいなら組織診断、人のスキルを見たいなら個人スキル診断。悩みが複数あるときは、いちばん先に決めたいものを1つ選ぶ。 自社の悩みの中心は?探す診断の種類 AIやシステムの穴を確かめたい→セキュリティ診断 どの業務にAIを使うか決めたい→業務のAI適用診断 全社・部署の足並みを見たい→組織診断 人のスキルの差を見たい→個人スキル診断 悩みが複数あるときは、いちばん先に決めたいものを1つ選ぶ

図の内容: 4つの悩みを、それぞれ探す診断の種類(セキュリティ・業務のAI適用・組織・個人スキル)に結ぶ仕分け図。

種類A 業務のAI適用診断|どの業務にAIを使うかを見る

業務のAI適用診断は、自社の業務を洗い出して、AIを使う順番を決める診断です。「何から手を付けるか」が決められない会社に向きます。

① 測る対象(業務の優先順位)

クラスメソッド株式会社の「AI適用診断サービス」のページには、「専門家が4ステップで診断し、導入計画まで一緒に作ります。」とあります。同じページには、「独自の AI活用マトリクス と AI活用スコアリング で、どの業務から着手すべきかを明確にします。」とも書かれています(2026年10月2日参照)。

評価項目として、同ページは「ビジネスインパクト」(=効果の大きさ。削減時間、コスト削減効果、売上向上への寄与度等)と「実現可能性」(=実際にできそうか。データの有無、技術的難易度等)を挙げています。2軸で業務に点を付けて、効果が大きく実現しやすい物から着手する考え方です。これは業務のAI適用診断に共通して聞く価値のある軸です。各社の診断を見るときも、「効果」と「やれるか」を別々に見ているかを確かめられます。

当社の適用診断は、同じ種類に入ります。以下は比較用の当社の例です。2週間・本番非接続・現場同席(=診断する人が業務の現場に同席する)の設計で、ライト診断15万円・標準診断30万円(いずれも税別)です。診断の定義はAI適用診断とは?で詳しく書きました。

② 期間の表記

クラスメソッドのページには、ご支援例として「業務整理からAI活用の業務選定を7週間で実施」「週次の定例会(1.5時間)を開催して協議」とあります。当社の2週間とは日数が違いますが、どちらが良いとは言えません。期間は、診断が見る業務の数と、成果物の量で変わるからです。

比べるときは、期間の数字だけでなく「何の業務を何件見るか」を一緒に聞いてください。診断の期間そのものの見方はAI適用診断の期間に書きました。

確かめ方: 見積の依頼文に「見る業務の数と、診断の成果物(報告書・マトリクスなど)の中身を教えてください」と1行足します。答えが「一式」だけなら、期間の比較はできません。

自分で進める場合の業務の洗い出しから優先順位づけまでの流れは、AI業務診断を自社で進める4ステップと有料診断の中身で整理しています。

種類B 組織診断と種類C 個人スキル診断|設問に答える型

組織診断と個人スキル診断は、設問に答えて測る型が中心です。専門家が業務を一緒に見る適用診断とは、答える人と成果物の形が違います。

パーソル総合研究所のニュースリリースでは、「AX推進力診断」を「企業における生成AI活用の現状を可視化し、成果創出に向けた課題や改善の方向性を明らかにする組織診断サービスです。」と説明しています。測り方は、「全社」「事業部・本部」「部・課」の単位で組織の実践状況を測定する形です。事業部や本部がない小さな会社なら、全社単位で足ります。所要時間は約18〜20分、全56問と書かれています(2026年10月2日参照)。

同じリリースは、無料体験の申込みを案内しています。ただし、本診断そのものの料金は、確認できる範囲に書かれていませんでした。無料体験があることと、本診断が無料であることは別です。

IPA(情報処理推進機構)の「DX推進指標」は、AI専用ではなくDX全般の自己診断(=自社で設問に答えて現状を測ること)です。ページには「DX推進における『健康診断』」とあり、「経営者や社内の関係者がデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けた現状や課題に対する認識を共有し、アクションにつなげるための気付きの機会を提供するものです。」と説明されています。最終更新日は2026年9月18日で、同日から提出方法がWebフォームに変わりました。料金は、抜粋した範囲では確認できなかったため、無料とは書きません。

個人スキル診断については、この記事では公式資料を確認していません。種類として存在するという整理にとどめ、各社の中身や価格には触れません。探すときは「AIスキル診断 研修」のような語で検索し、診断の設問数・測る技能・結果の返し方を、依頼先に直接聞いてください。

「設問に答える型」の強みは、短時間で現状の全体像がつかめることです。弱みは、自社の個別の業務が見えないことです。設問の結果は「組織の傾向」で、「明日から何をするか」までは出てこないことがあります。そこから先を決めたいなら、業務を一緒に見る型へ進みます。

確かめ方: 診断の結果が「点数と傾向」で終わるのか、「次の一手」まで書かれるのかを、サンプルの出力があるか問い合わせて確かめます。

種類D セキュリティ診断は別ジャンル

セキュリティ診断は、守る対象がシステムやAIサービスの穴で、業務のAI適用診断とは目的が別のジャンルです。この記事では、種類の説明だけにとどめます。

検索結果の上位には、セキュリティ診断を掲げる専門ベンダーが並びます。ただし当社は、これらの公式ページを開いて確認していないため、診断項目や価格は書きません。必要な方は、専門ベンダーの公式ページで、診断の対象(どのシステムを見るか)と報告書の形を確かめてください。

社内の重要な情報を扱う場合は、業務のAI適用診断より先に、セキュリティ診断を考える価値があります。社内ルールの整備はAI利用ガイドラインに、入力してはいけない情報は中小企業の生成AIセキュリティにまとめています。

確かめ方: 「この診断は、どのシステムを、どの方法で調べますか」と聞きます。業務の使いどころの話に終始する会社は、セキュリティ診断ではありません。

AI診断サービスの選び方5基準

診断を選ぶ基準は、①測る対象、②誰が答えて誰が見るか、③成果物、④本番に接続するか、⑤料金と期間が出ているか、の5つです。候補の診断すべてに同じ5つを聞くと、横並びで比べられます。

5基準は、測る対象から順に確かめると外しにくい

診断を選ぶ5基準のチェック順1 測る対象、2 誰が答えて誰が見るか、3 成果物、4 本番に接続するか、5 料金と期間が出ているか。この順に確かめる。 ① 測る対象悩みと合うか ② 誰が答える誰が見るか ③ 成果物何が手元に残るか ④ 本番接続つなぐのか ⑤ 料金と期間出ているか ①が合わない診断は、②〜⑤を見る前に優先度を下げる ⑤は公式に載っていなければ、見積を取って確かめる

図の内容: 診断を選ぶ5つの基準を、測る対象から料金と期間までの順に並べた流れ図。

基準何を聞くか良い答えの例避けたい答え
① 測る対象何を測る診断ですか「業務」「組織」など対象が1つに決まっている「AIに関することは何でも」
② 誰が答える/見る回答者は誰で、結果は誰が読み解くか設問型なら回答者の数、専門家型なら同席の有無まで答える「担当者におまかせ」で終わる
③ 成果物診断の後に何が手元に残るか報告書・マトリクス・優先順位など現物のサンプルがある「ご提案します」だけ
④ 本番に接続するか診断の中で本番のシステムに触るか触らない(非接続)か、触る場合の範囲と許可を先に書く触る範囲が曖昧
⑤ 料金と期間料金と期間は公式に出ているか出ているか、見積の内訳を出す内訳なしの「一式」

①は、前の節の4種類の表と同じ軸です。測る対象が違う診断同士は、そもそも比べられません。ただし、悩みが複数あるなら、ほかの種類を後から足してもかまいません。②は、設問に答える型では「誰が答えるか」が結果の質を決めます。経営者1人の回答と、各部署の回答を集めた結果では、見える景色が違います。

回答者の組み合わせで、見えることは次のように変わります。

回答者見えること見えないこと
経営者だけ会社としての方針と、経営者の見立て現場の実感、部署ごとの差
経営者と部門長方針と各部署の進み具合の差現場で実際に使われているか
経営者・部門長・現場立場ごとの認識のずれ。差が大きい項目が次の課題の候補になる回答の集め方に手間がかかる

同じ設問に複数の立場が答えると、「経営者は進んでいると見ているが、現場は使っていない」といったずれが数字で見えます。ずれを見つけること自体が、組織診断の価値です。

③は、診断を受けて何が手元に残るかです。報告書の形はAI適用診断のレポートの7項目が参考になります。④は、診断の最中に本番の業務システムへつなぐかどうかです。触る範囲と許可を先に決めていない診断は、業務への影響を事前に判断できません。当社の適用診断は、本番に接続しない設計です。⑤は、次の節で扱います。

確かめ方: 5つの質問をメールにまとめ、候補すべてに同じ文面で送ります。返ってきた答えの具体性と返信の速さを、横に並べて見ます。そのまま使える文面は次のとおりです。

質問テンプレ(メール文面)
AI診断の導入を検討しています。次の5点を教えてください。
1. 測る対象(業務・組織・個人・システムのどれか)
2. 回答者は誰で、結果は誰がどう読み解くか
3. 診断のあとに手元に残る物(報告書などのサンプルがあれば添付)
4. 診断の中で、本番の業務システムに接続するか
5. 料金と期間(見積の内訳つき)。再診断を受ける場合の費用も教えてください

診断の結果から実際に着手する業務を選ぶときは、広告レポート・契約書の文字読み取り・仕訳分類の3業務を、入力と人の確認で比べたAI業務効率化の事例も参考になります。

料金の見方|公式に価格が出ていない場合

診断の料金は、公式ページに出ていないことがあると見ておいてください。当社が2026年10月2日に確認した公式ページ3件では、診断の価格表記を確認できませんでした(当社調査)。

診断運営時間・期間の表記価格の表記
AX推進力診断(組織診断)パーソル総合研究所所要時間約18〜20分、全56問確認できず(無料体験の案内あり)
AI適用診断サービスクラスメソッド株式会社ご支援例として業務選定を7週間で実施確認できず
DX推進指標(自己診断)IPA抜粋した範囲では確認できず確認できず(無料とは書かない)

この表は、各社の価格が高いか安いかを言う物ではありません。示しているのは、公式ページの範囲で価格が出ていなかったという事実だけです。診断サービスの社数や市場規模は、公式に書かれていないため、この記事では数えていません。

当社の適用診断の料金は、次のとおりです。当社の例として載せます。

メニュー料金(税別)期間・条件含まれない物
ライト診断15万円2週間・本番非接続・現場同席本番化・保守(別契約)
標準診断30万円2週間・本番非接続・現場同席本番化・保守(別契約)

診断の費用の相場と、その先の試作(PoC=小さく試して効果を確かめる段階)の費用との違いは、AI適用診断の費用相場にまとめました。ここでは、見積を取るときに聞く3つの質問だけ載せます。

  1. 診断の費用に含まれる物と、含まれない物は何ですか
  2. 診断の後に本番化や保守が必要になったとき、費用は別になりますか
  3. 診断の期間中に、こちらが用意する資料や時間はどれくらいですか

確かめ方: 上の3つの質問を、見積の依頼メールに1通ずつ入れます。価格が公式に出ていなくても、見積を取れば比べられます。内訳を出さない場合は、理由を聞いてから候補に残すか決めてください。

無料の診断を試すときの見方

無料の診断は、現状をつかむ入口としては使えます。ただし、無料の範囲と有料の範囲が分かれていないと、期待とずれます。

パーソル総合研究所のリリースが案内しているのは、無料体験です。IPAのDX推進指標は、自己診断をWebフォームから提出する形ですが、料金は抜粋した範囲で確認できていません。無料で受けられると思い込んで申込む前に、公式ページで料金の記載を確かめてください。

申込み前に、公式ページで次の3欄を探してください。

見る欄確かめること2026年10月2日時点の確認結果
申込み先申込みフォームの場所と、案内している会社AX推進力診断は、パーソル総合研究所のリリース本文の「下記よりお申込みください」の案内に従う
条件対象の会社、回答する人数、期間3件の公式ページでは確認できず。問い合わせで聞く
範囲無料でどこまで見られるか体験の範囲は確認できず。本診断の料金も確認できず

無料体験を使うときは、次の3点を決めておくと、後で困りません。

  • 体験で何がわかるのか(点数だけか、傾向の説明まであるか)
  • 体験の後に、営業の連絡が来るかどうか
  • 本診断に進む場合の料金と期間を、体験の時点で教えてもらえるか

検索の候補に出てくる「無料で診断できるAI」には、文章判定や画像診断のような別の物も混ざります。企業の診断を探しているのかを、先に切り分けてください。

確かめ方: 申込みフォームの前のページに、「無料の範囲」と「有料の範囲」が書かれているかを探します。書かれていなければ、問い合わせで聞きます。

診断で分かること・分からないこと

診断で分かるのは、現状と優先順位です。分からないのは、導入した後に成果が出るかどうかです。診断は、「何からやるか」を決めるための道具です。

分かること:

  • 自社のどの業務が、AIの使いどころに向くか(適用診断の場合)
  • 組織のどの部署で、生成AIの活用が進んでいるか(組織診断の場合)
  • 現状を、経営者や関係者の間で同じ認識にできること(IPAの原文では「認識を共有し、アクションにつなげるための気付きの機会」)

分からないこと:

  • 導入後に実際どれだけ業務が変わるか。これは試作や実装を動かして初めて見える
  • 社員が使い続けてくれるか。これは研修と運用の設計の問題
  • 診断の結果どおりに、システムが動くか

診断のあとの全体像は、「診断→改善→再診断(=改善のあとに、もう一度同じ基準で測ること)」の3段で考えます。診断で現状と優先順位を知り、研修・試作・実装などの改善に取り組み、一定期間後に同じ基準でもう一度測って変化を見ます。再診断では、最初の診断と同じ設問や同じ基準を使えるかが大切です。基準が変わると、前後を比べられません。

段階やること確かめること
診断現状と優先順位を知る報告書に「次に進む手段」が書かれるか
改善研修・試作・実装のどれかで手を動かす誰が、いつまでに進めるか
再診断同じ基準で測り直して、変化を見る同じ設問・同じ基準で受けられるか。費用は別か

当社の適用診断は、研修・試作・実装のどれで進むかを切り分ける入口として設計しています。診断の次の段階は、AI適用診断の本番化とAI適用診断の本番接続にあります。

診断は入口。成果は、診断のあとの一手で決まる

診断のあとの進み方診断は2週間・本番非接続で、研修・試作・実装のどれで進むかを切り分ける。診断のあとに進む場合の本番化と保守は別契約になる。 診断2週間・本番非接続 → 研修で進む 試作で進む 実装で進む → 本番化・保守別契約 診断の費用に、本番化と保守は含まれない

図の内容: 診断のあと、研修・試作・実装のどれかへ進み、本番化と保守は別契約になる流れを示した図。

確かめ方: 診断の報告書のサンプルに、「次に進む手段」と「その費用の目安」が書かれているかを見ます。診断で終わる書き方なら、成果へのつなぎが弱いと判断できます。

早見表|悩み別にどの診断か

悩みから診断の種類を引くには、次の表を使います。本文を読まない方向けの1表です。

悩み探す診断の種類最初に聞く1問
AIの使いどころが決められない業務のAI適用診断見る業務の数と、成果物は何ですか
全社・部署のAI活用の進み具合を知りたい組織診断結果は組織単位で出ますか。所要時間は
研修の前後で社員のスキル差を見たい個人スキル診断何を測る設問ですか。結果の返し方は
情報漏えいなどの守りが不安セキュリティ診断どのシステムを、どの方法で調べますか
DX全般の現状を、まず自社で確かめたいDX推進指標(IPAの自己診断。AI専用ではなく、DX全般を自分で測る指標)提出方法と料金の記載は最新ですか

迷ったら、いちばん上の行から読んでください。「どの業務から始めるか」を決めずに他の診断を受けても、次の一手が見えないことが多いからです。

今すぐ診断を受けなくていい会社と、この記事に含まれないこと

診断は、全員が受ける物ではありません。次の3つに当てはまる会社は、診断より先にやることがあります。

  • すでに対象業務が決まっていて、効果の見込みも確認できている会社。診断を飛ばして、試作や実装の相談から入れます。進め方はAI導入の進め方を5ステップで解説に書きました
  • 診断より先に、社内ルールが必要な会社。入力してはいけない情報や利用の線引きを先に決めるほうが、事故を避けられます。AI利用ガイドラインが行き先です
  • セキュリティの穴の確認が目的の会社。この記事の診断ではなく、専門ベンダーの診断が合います。守りの考え方は中小企業の生成AIセキュリティにあります

この記事に含まれないことは、次のとおりです。

  • 各社の診断の個別評価と比較。業務の適用診断に絞った比較はAI適用診断の比較へ
  • AI病気診断・AI画像診断・AIチェッカーの使い方。医療や文章判定の話で、この記事の範囲外です
  • 診断の費用相場の詳細。診断15万〜30万円とPoCの違いはAI適用診断の費用相場へ

Summary in English

“AI diagnosis service” is not one product. It covers four types: security diagnosis (finding holes in systems), business-process AI applicability diagnosis (deciding which tasks to automate first), organizational diagnosis (measuring how far generative AI is practiced across a company), and individual skill diagnosis. Choose the type first by deciding what you want to measure, then compare providers.

As of October 2, 2026, we checked three official pages. Japan’s IPA describes its DX Promotion Index as a “health check” for DX, and moved submission to a web form on September 18, 2026. Classmethod’s AI assessment service uses a matrix and scoring on business impact and feasibility, and its example case selected target tasks in seven weeks. Persol Research’s AX diagnosis measures organizations with 56 questions in about 18 to 20 minutes and offers a free trial. We could not confirm a price for the diagnosis itself on any of the three pages.

Our own applicability diagnosis takes two weeks, stays disconnected from production systems, and includes on-site presence. The Light plan is JPY 150,000 and the Standard plan is JPY 300,000, both excluding tax. Production rollout and maintenance are separate contracts. Five criteria help comparison: what is measured, who answers and who reads the result, deliverables, production connection, and whether price and duration are disclosed. A diagnosis alone does not produce results; it only decides where to start.

まとめ|診断は種類を決めてから選ぶ

AI診断サービスは、種類を決めてから選ぶ物です。本文の結論を、次の5つにまとめます。

  • AI診断サービスは、セキュリティ・業務のAI適用・組織・個人スキルの4種類に分かれる
  • 検索結果が混ざるのは、「AI 診断」が病気診断や画像診断、文章判定とも重なる語だから
  • 選ぶ基準は、測る対象・誰が答える/見る・成果物・本番接続・料金と期間の5つ
  • 公式ページ3件では、診断の価格表記を確認できなかった。見積の内訳で比べる
  • 診断だけでは成果は出ない。診断のあとに、研修・試作・実装のどれへ進むかまで見る

次のアクションは、3つのうちどれか1つで構いません。

  • 今日: 自社の悩みを「情報漏えい・業務・組織・人」のどれか1つに仕分けて、紙に書く
  • 今週: 該当する種類の診断を1〜2件選び、5つの質問を同じ文面で送る。探し方は、種類名に「診断 サービス」を足して検索する(例:「AIスキル診断 研修」)
  • 今月: 返ってきた答えと見積を横に並べ、成果物のサンプルがあった1社と進め方を決める

悩みの仕分けや、診断の範囲の相談があれば、無料相談で一緒に整理できます。

次に読む

更新履歴

  • 2026-10-02: 初版公開。IPA「DX推進指標のご案内」の2026年9月18日更新を反映
  • 次回更新予定: 2026年11月(各社の公式ページの価格表記の有無を再確認)

本記事は2026年10月2日時点の公式ページに基づきます(公開日: 2026年10月2日)。各社の料金や提出方法は変わることがあるため、申込み前に公式ページで確かめてください。

参考・出典

  • 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)「DX推進指標のご案内」 https://www.ipa.go.jp/digital/dx-suishin/about.html(参照日: 2026年10月2日)
  • クラスメソッド株式会社「AI適用診断サービス」 https://classmethod.jp/services/ai-assessment/(参照日: 2026年10月2日)
  • パーソル総合研究所 ニュースリリース「AX推進力診断」 https://rc.persol-group.co.jp/news/info-20260820-1100-1/(参照日: 2026年10月2日)
  • 当社調査: 「AI 診断 サービス」の関連検索とPAA(他の人はこちらも質問)を2026年10月1日〜2日に取得
  • 当社調査: AI Expertの適用診断メニュー(2週間・本番非接続・現場同席・ライト15万円/標準30万円・税別)を2026年10月2日時点で確認

FAQよくある質問

AI診断サービスにはどんな種類がありますか?
大きく4種類に分かれます。システムの穴を調べるセキュリティ診断、どの業務にAIを使うかを見る業務のAI適用診断、組織の生成AI活用の実践度を測る組織診断、個人のスキルを測る個人スキル診断です。名前がどれも「AI診断」で似ているため、先に「何を測りたいか」を決めてから探すと比べやすくなります。
無料で診断できるAIはありますか?
無料の入口を案内している診断はあります。パーソル総合研究所の「AX推進力診断」は、公式の発表で無料体験の申込みを案内しています。一方、IPAのDX推進指標や、業務のAI適用診断を掲げる会社のページでは、2026年10月2日時点で料金の記載を確認できませんでした。無料かどうかは、申込み前に問い合わせて確かめるのが確実です。
AIセキュリティ診断と、業務のAI適用診断は何が違いますか?
守る対象が違います。セキュリティ診断はシステムやAIサービスの穴を調べる診断で、業務のAI適用診断は、自社のどの業務にAIを使うと効くかを見る診断です。セキュリティの穴を確認したい会社は専門ベンダーへ、どの業務から始めるかを決めたい会社は業務の適用診断へ、と分けて探します。
AI診断サービスの費用は何で決まりますか?
診断の種類、期間、誰が何を見るかで決まります。当社の適用診断はライト診断15万円・標準診断30万円(いずれも税別)で、本番化と保守は別契約です。他社の価格は公式ページで確認できなかったため、見積で内訳を聞いてください。
AI診断サービスは、どれくらいの期間がかかりますか?
種類で大きく違います。パーソル総合研究所の組織診断は、所要時間約18〜20分・全56問と公式に書かれています。クラスメソッドの適用診断は、ご支援例として業務選定を7週間で実施した旨が書かれています。当社の適用診断は2週間です。期間は、診断が測る範囲と成果物の量で変わります。
AI病気診断やAI画像診断は、この記事のAI診断サービスに含まれますか?
含まれません。AI病気診断やAI画像診断は、医療や画像解析の分野の話です。この記事で扱うのは、企業が業務にAIを入れる前後に、現状や使いどころを調べる診断サービスです。検索結果には両方が混ざるため、探す前にどちらの診断かを確かめてください。
無料のAIチェッカー(AI文章の判定ツール)は、AI診断サービスと同じですか?
同じではありません。AIチェッカーは、文章がAIで書かれたかどうかを判定するツールです。この記事の診断サービスは、企業のAI活用の現状や使いどころを調べるもので、測る対象が違います。会社の業務にAIを入れる相談なら、判定ツールではなく、業務や組織を見る診断を探します。
AI診断を受ければ、AI導入の成果は出ますか?
診断だけでは成果は出ません。診断は、どこから手を付けるかを決める材料です。成果は、そのあとの研修・試作・実装で出ます。診断のあとにどの手段へ進むかが報告書に書かれているか、診断の前に確かめておくと、診断で終わる事態を避けられます。
組織診断は、誰が回答すると正確ですか?
経営者だけでなく、部門長と現場の担当者にも答えてもらうと、見える範囲が広がります。経営者の見方と現場の実感は、ずれていることが多いからです。回答者の組み合わせを変えても同じ設問で比べられるか、結果を役職別や部署別に分けて見られるかを、申込み前に確かめてください。
AI診断は、一度受けたら終わりですか?
一度で終わらせず、改善に取り組んだあとにもう一度測ると、変化が分かります。診断は現状を測る物で、改善そのものではありません。診断のあとに何を実行するか、再診断は同じ設問や同じ基準でできるか、費用は別になるかを、最初の見積の時点で聞いておくと安心です。

Writerこの記事を書いた人

AI Expert 編集部運営: Orga合同会社

非エンジニアの運営者が、自社の営業(リスト作成・文面・送付・資料・日報)をAIで毎日動かしながら書いています。中小企業のAI適用診断・実務題材型AI研修・プロAI人材のマッチングを提供。

この記事の検証方法: 数字・価格・仕様は一次情報(公式ドキュメント・公式料金ページ)か自社の実測だけを使い、出典に参照日を付けています。公開前に機械検証(verify_post)と、書き手とは別のAIによる事実照合を通しています。

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