
結論: Claudeの使い方は、操作を覚えることではなく、claude.aiに無料登録し、目的・材料・形の3点を書いた依頼を1回送ることから始まります。この記事では、ブラウザ版Claude(claude.ai)について、登録から最初の1回、良い指示の書き方、無料版と有料版の範囲、困ったときの対処までを、Anthropic公式の料金ページとヘルプの表記で確かめながら書きます。
この記事の要点
- Claudeは無料で始められる。公式の料金ページはFreeを「$0」と表記しており、チャット・Web検索・ファイル作成・Artifactsが含まれる
- 登録はメールアドレス。公式ヘルプは、対応地域にいる人が claude.ai でメールアドレスを使って登録すれば無料版を使えると説明している
- 良い指示は「目的・材料・形」の3点。この3つを書くだけで、最初の1回のやり直しが減る
- 有料版はPro(年払いで月$17、月払いで$20)とMax(月$100から)。Claude Code(=パソコンのファイルを扱う別の製品)は無料版に含まれず、有料プランが要る
この記事は、「Claude 使い方」で調べている中小企業の担当者や個人事業主に向けて書いています。「Claudeを使ってみる」とはもう決めている方を想定しています。アカウントをまだ作っていない、または作ったものの何を打てばよいか分からない、という場面です。今日、無料版で最初の1回を実行し、そのうえで有料版が要るかを判断するのがゴールです。
Claude Codeとの違いを知りたい方はClaudeとClaude Codeの違い、ChatGPTなど他の対話型AIと比べたい方はChatGPT・Claude・Geminiの使い分け、社内に広げる進め方を知りたい方はAI導入の進め方を5ステップで解説へどうぞ。この記事では書きません。
今日やることは1つです。claude.aiに無料登録し、この記事のプロンプト(=AIに送る指示文)の例を1本コピーして、自分の資料に差し替えて送ってください。送った結果を元の資料と見比べるところまでが、今日の作業です。
Claudeとは|Anthropicの対話型AIの基本
Claudeは、Anthropic(アンソロピック)という会社が提供する対話型AIです。文章で依頼を書くと、文章で答えを返します。公式の機能表によると、Web・iOS・Android・デスクトップのチャットで使えます。
使い方の基本は、チャット欄に依頼を書いて送り、返ってきた答えを見て、足りない点を言い直す繰り返しです。メールの下書き、長い文書の要約、会議の想定問答づくりのように、「文章を読んで、文章を書く」作業が中心になります。
名前が似ているものを、ここで1段落だけ分けます。この記事で扱うのは、ブラウザで使うClaudeです。「Claude Code」は同じAnthropicの別の製品です。パソコンのファイルを読み書きしながら作業を進める道具です(詳しくはClaudeとClaude Codeの違いとClaude CodeとClaudeの違い|3つの判定で選ぶ契約)。公式の資料では、Claude Codeは無料のclaude.aiプランに含まれず、有料プランが要ります。
2026年10月8日に当社が「Claude 使い方」の検索上位の解説を確認すると、記載が2024年12月時点のままの記事もありました(当社調査)。Claudeは料金や機能の表記が変わるため、この記事は公式の表記と参照日を本文に残す形にしています。
確かめ方: 開いたページのアドレスが claude.ai で始まっていれば、ブラウザ版のClaudeです。コマンドを打つ黒い画面が出てきたら、それはClaude Codeの説明です。この記事の対象外なので、戻ってかまいません。
基本機能|できること5つ
公式の料金ページで無料版(Free)に含まれる機能のうち、最初に使う主な5つを挙げます。チャット・Web検索・ファイル作成とコード実行・Artifacts・Memoryです。
| 機能 | 何ができるか | Free・有料の別 |
|---|---|---|
| チャット | 文章で依頼し、文章で答えを受け取る。Web・iOS・Android・デスクトップで使える | 全プランで「Yes」 |
| Web検索 | 公式の表記は「Search the web」。ネット上の情報を探す作業を頼める | Freeに含まれる |
| ファイル作成とコード実行 | 公式の表記は「create files, and run code」。ファイルを作らせる、計算や集計をさせる。コード実行(=計算や集計の手順をAIが裏で動かすこと)で、手作業の集計を頼める | Freeに含まれる |
| Artifacts | 公式の表記は「Create Artifacts」。会話の中で成果物をつくる機能 | Freeに含まれる |
| Memory | 公式の表記は「Memory across conversations」。会話をまたいで内容を引き継ぐ | Freeに含まれる |
この表の下に、無料版に含まれない物も書いておきます。Claude CodeとResearchは、公式の機能比較表でFreeが「No」、有料プランが「Yes」です。Projectsは、Freeが「Up to 5」と上限つきで、有料プランではさらに増えます(公式の料金ページ・2026年10月8日参照)。
Memoryは会話をまたいで内容を引き継ぐ機能なので、入力する内容の扱いが気になる方もいるはずです。入れてよい情報の考え方は、後ろの「Claudeが苦手なこと・向かない人」で書いています。
スマホで使うこともできます。公式の機能表は、iOSとAndroidのチャットを全プランで「Yes」としています。アプリはスマホの公式ストアで探して入れ、同じアカウントでログインする形が基本です。仕事の資料を扱うときは、パソコンと同じ社内ルールを当てはめます。
使えるモデル(Claudeの中身の種類)や、無料版での提供範囲は、公式の機能表に記載を確認できなかったため、この記事では書きません。チャット画面にモデルを選ぶ表示が出る場合は、そこで確認できます。日本語での使い心地は、自分の資料で1回送って確かめるのが確実です。
最初の1回は、チャットだけで十分です。Web検索やファイル作成は、チャットに慣れてから1つずつ足していけます。
確かめ方: 料金ページ(claude.com/pricing)の機能比較表を開き、自分が使いたい機能の行でFreeの欄が「Yes」か「No」かを見ます。この記事の表より新しい表記が載っていたら、公式を優先してください。
登録から最初の1回まで|今日は①と②
登録から最初の1回までは、①登録、②最初の依頼、③コツ、④活用例、⑤API・外部連携の入口の順に進みます。今日やるのは①と②だけです。今日のうちに終わります。③以降は、結果を見てからあとで読む項目です。
今日やるのは①と②。③から先は、送った結果を見てから進める
図の内容: 登録(①)と最初の依頼(②)が今日やること。③のコツ、④の活用例、⑤のAPI・外部連携は、結果を見てから進める。
① 初期設定|claude.aiにメールアドレスで登録する
登録は、ブラウザで claude.ai を開き、メールアドレスを入力して進めます。公式ヘルプ「What is the Pro plan?」によると、対応地域にいる人は claude.ai でメールアドレスを使って登録すれば、無料版を使えます(参照日: 2026年10月8日)。自分の地域が対応しているかは、登録の画面で進めるかどうかで分かります。画面で進めない場合は、公式のヘルプ(support.claude.com)で対応地域を確かめてください。
登録中に確認の画面が出ることがあります。画面に出る指示の細かい中身(本人確認の方法や、電話番号が要るかどうか)は、公式のヘルプで確認できていません。この記事では書きません。画面の案内に従ってください。迷ったら、公式のヘルプ(support.claude.com)の登録の項を見ます。
登録の流れは、次の順に見ると迷いません。画面の表示は変わるため、この記事に画面の写真は載せていません。実際の画面を優先してください。
| 順 | やること | 見る点 |
|---|---|---|
| 1 | claude.ai を開き、メールアドレスで登録する入口を選ぶ | アドレスが claude.ai で始まっているか |
| 2 | 使うメールアドレスを入力し、届いた案内のメールを開いて進める | 案内のメールを見落としていないか |
| 3 | 利用規約とプライバシーに関する案内を読んでから同意する | 仕事で使うなら、データの扱いの項も読む |
| 4 | チャット欄が出たら完了 | 支払い方法の入力を求められたら、戻って選び直す |
登録のときは、仕事で使うなら会社のメールアドレスにするか、個人のものにするかを先に決めます。会社の情報を扱う前提なら、社内のルールを先に確認してください。社内ルールがまだないなら、AI利用ガイドライン|作り方5ステップが出発点になります。
確かめ方: 登録後に、チャット欄が表示され、文字を入力できる状態になっていれば完了です。支払い方法の入力画面に進んだら、有料プランを選んでいるかもしれません。いったん戻って、無料版を選び直してください。
② プロンプト実行|最初の依頼を1回送る
最初の依頼は、下の3本から1本を選び、角かっこの部分を自分の資料に差し替えて送ります。依頼文は、目的・材料・形の3点に、確認の1行を足した形にしています。確認の行は、答えのどこを見ればよいかをAIに先に頼んでおく1行です。
1本目は、長い文章の要約です。会議メモや報告書を貼って使います。社名や金額は、貼る前に自分で「A社」「○円」に置き換えてください。
目的: 来週の定例会議で報告するために、下のメモを3分で読める形にしたい。
材料: 下に貼る議事メモ。社外秘の会社名や金額は、貼る前に私が「A社」「○円」に置き換えたもの。
形: 「決まったこと」「決まっていないこと」「次にやること」の3見出し。各見出し3項目まで。
確認: メモに書かれていない内容を補った箇所には、行の先頭に「補足」と付けてください。
[ここに議事メモを貼る]2本目は、文章の作成です。取引先へのメールや社内のお知らせを下書きさせます。
目的: 先週の打ち合わせのお礼と、次回の日程候補を伝えるメールを書きたい。
材料: 相手は取引先の担当者。打ち合わせの内容は「[ここに3行で書く]」。日程候補は「[ここに2つ書く]」。
形: 件名つき、本文は5文以内。丁寧だが、かしこまりすぎない文面。
確認: 日付や金額を私が入力した通りに書いたか、最後に一覧にしてください。3本目は、想定問答づくりです。面談や電話応対の練習用に、お客様と社員のやり取りをつくらせます。
目的: 新しく入った社員が、電話で料金の問い合わせを受けたときの練習をしたい。
材料: 当社のサービス内容は「[ここに2〜3行で書く]」。料金は「[ここに書く]」。
形: お客様と社員の会話を、往復5回で。お客様の質問は、少し答えにくい内容を1つ入れる。
確認: 料金の数字は、私が書いた内容だけを使ってください。分からない点は「要確認」と書いてください。どの本も、送る前に角かっこが残っていないかを見ます。角かっこが残ったまま送ると、AIはそれも材料として読みます。
送ったあとは、答えを最後まで読み、照らす相手と見比べます。1本目は貼った議事メモ、2本目は自分が入力した日程と内容、3本目は自分が書いたサービス内容と料金です。見る点は3つあります。
| 見る点 | 何をするか | 外れたときの直し方 |
|---|---|---|
| 数字・社名・人名 | 日付・金額・人名・社名を、照らす相手と1つずつ見比べる | 「元の資料の通りに書き直して。変えた箇所を一覧にして」と送る |
| 理由の説明 | 結論の理由が、元の資料のどこにあるかを答えさせる | 「その結論は、貼った資料のどの部分から言えるかを引用して」と送る |
| 形の指定 | 見出しの数・項目の数・文字数が、指定の通りかを数える | 「見出しを3つに、各3項目までに直して」と送る |
資料を貼るだけでなく、ファイルを添付して読ませたい場合は、チャット欄の添付の操作を使います。画面の見た目は変わるため、位置は画面で探してください。画面の写真を見せて質問したいときも、同じ入口から画像を付けます。ただし、添付ファイルが大きいほど上限には早く届きます(公式ヘルプの説明)。まず、必要な部分だけを貼って試すと安全です。添付する前に、社外に出せない情報が入っていないかも見ます。
確かめ方: 数字と社名は、AIの答えを信じる前に自分の目で見比べます。AIは、材料に無いことをもっともらしく補うことがあります。上の依頼文に「補足と付ける」「要確認と書く」を入れているのは、この補いを見つけやすくするためです。
③ 欲しい回答を得るコツ|目的・材料・形
欲しい回答を得るコツは、依頼に目的・材料・形の3点を書くことです。目的は「何のために使うか」、材料は「何を読ませるか」、形は「どんな見た目で返してほしいか」を指します。前の節の依頼文にある「確認」の行は、この3点に足す任意の1行です。
依頼の中身は3点。1つでも欠けると、答えがずれやすい
図の内容: 目的・材料・形の3点を書いて1つの依頼にし、返ってきた答えを元の資料と見比べる流れ。
悪い指示と良い指示を並べます。違いは、書いてある情報の量です。
| 場面 | 悪い指示 | 良い指示 | 直る点 |
|---|---|---|---|
| 要約 | 「この文章を要約して」 | 「来週の会議で3分で報告したい。下のメモを、決まったこと・決まっていないこと・次にやることの3見出しにまとめて」 | 目的と形が入り、使える形で返る |
| 文章作成 | 「お礼のメールを書いて」 | 「先週の打ち合わせの相手(取引先の担当者)へ、5文以内で、次回の日程候補2つを添えて」 | 相手と長さと入れる情報が決まる |
| 調べもの | 「競合を調べて」 | 「当社と同じ業種の会社を、公開情報から5社挙げ、各社の事業内容を1行ずつ。出典のURLも付けて」 | 件数と形と出典が決まる |
| やり直し | 「もっと良くして」 | 「2文目が長いので2文に分けて。敬語は今のままで、数字は変えないで」 | 直す場所と守る場所が分かる |
やり直しの言い方にも型があります。「ここを」「こう」「ここは変えない」の3つです。答え全体を作り直させるより、直したい場所だけを指さした方が、よくなった部分を失わずに済みます。
確かめ方: 答えがずれたときは、「Claudeの答えが悪い」と決める前に、3点のどれが欠けていたかを見ます。目的が無ければ使い道に合わない答えが返り、材料が無ければ一般論が返り、形が無ければ読みにくい答えが返ります。
④ 活用例|業務・日常・創作で1つずつ
活用例は、業務・日常・創作に分けて、まず1つだけ試すと続きます。数字や効果の見込みは、自分の仕事で確かめるまで書かないでおきます。
| 分類 | 例 | 最初に渡す材料 |
|---|---|---|
| 業務 | 会議メモの要約と、次にやることの一覧づくり | 議事メモ(社名や金額は伏せる) |
| 業務 | 取引先へのメールの下書き | 相手の立場、伝えたい用件、日程候補 |
| 日常 | 引っ越しや手続きの段取りの整理 | やることの箇条書き、期限 |
| 日常 | 長いお知らせ文の要点の確認 | 読みたい文書の本文 |
| 創作 | 社内報や案内文の言い回しの案出し | 載せたい内容、読む人、字数 |
| 創作 | 企画の名前の候補出し | 企画の目的、避けたい言葉 |
業務で議事録から始めたい場合は、文字起こしと要約の手順をAI 議事録 作成|文字起こしから議事録にする5ステップに書いています。業種や部署の仕事に落とすときは、読み替えが要ります。たとえば営業なら商談メモの要約、総務なら規程の読み合わせ、経理なら問い合わせメールの下書きです。
確かめ方: 活用例は、1つ選んだら、同じ依頼を3日続けてみます。毎回「材料を貼る→送る→見比べる」の動きが同じなら、そのままメモに残して次回も使えます。
⑤ API・外部連携の入口|ここから先は別の話
API(=自社のシステムからAIを呼び出す仕組み)と外部連携は、ブラウザで使うClaudeとは別の入口です。公式ヘルプは、Proプランには、Claude Consoleを通じたAPIの利用は含まれず、APIは別途支払うと書いています(参照日: 2026年10月8日)。
パソコンのファイルを読み書きしながら作業を進めたい場合は、Claude Codeです。始め方はClaude Codeの始め方、料金と無料の可否はClaude Codeの料金と無料の可否に書いています。この記事では、ここから先は扱いません。ブラウザ版で最初の1回を送って、見比べるところまで終えてからで十分です。
確かめ方: 「自社のシステムとつなぎたい」という話が出たら、それはAPIの契約になります。Proや無料版の画面では済まないため、費用と体制を分けて考えます。
無料版と有料版の違い|Free・Pro・Max
無料版(Free)、Pro、Maxの違いは、送れる量(使用量)と、一部の機能の有無です。公式の料金ページ(参照日: 2026年10月8日)の表記を、そのまま書きます。
| プラン | 月額(公式の表記) | 増える物 | 向く場面 |
|---|---|---|---|
| Free | $0(Free for everyone) | チャット・Web検索・ファイル作成とコード実行・Memory・Artifactsを含む。Projectsは「Up to 5」。Claude CodeとResearchは「No」 | まず1回送って、使い道を確かめる |
| Pro | $17(年払い・$200を前払い)/$20(月払い) | Freeに加えて、使用量の増加(More usage)、Claude Code、Projectsなど。Researchは「Yes」 | 無料版の上限に届く、またはClaude Codeが要る |
| Max | $100から(Proの5倍か20倍の使用量を選べる) | Proよりさらに多い使用量。Claude Codeは「Yes」 | Proでも足りないほど、毎日たくさん使う |
公式の注記も書いておきます。「Usage limits apply. Prices shown don’t include applicable tax. Price and plans are subject to change at Anthropic’s discretion.」。使用上限があり、表示価格に税は含まれず、価格とプランはAnthropicの判断で変わる、という意味です。日本円への換算は、為替と地域の表示で変わるので、この記事では行いません。円の金額は契約の画面に出ます。契約前にそこで確かめてください。複数人で使うときは、1人あたりの月額で比べると予算の見当がつきます。
段階は3つ。Freeで始め、足りなくなった理由を見てから上げる
図の内容: Free($0)、Pro(年払いで月$17・月払いで$20)、Max(月$100から)の3段階と、Claude Codeの可否(Freeは不可、有料は可)。
使用量の仕組みは、公式ヘルプの説明の通りです。送れるメッセージの数は、メッセージの長さ・添付ファイル・会話の長さ・使うモデルや機能で変わります。Proでは、セッション単位の上限(=5時間ごとにリセットされる上限)に加えて、全モデル共通の週次上限もあります。Settings(設定)の Usage(使用状況)画面で、次のリセットを確認できます。
「まず無料、足りなくなったら有料」の判断は、次の3条件で決めます。
- 上限に当たって、仕事が止まった: 上限に当たって待つ時間が増え、仕事が止まるようになったら、Proを検討する
- Claude Codeが要る: 無料版にはClaude Codeが含まれないため、有料プランが要る
- Researchなど、有料の欄が「Yes」の機能が要る: 機能比較表でFreeが「No」の機能が必要になったら、Proに上げる
3つのどれにも当てはまらないなら、無料のままで続けます。月額を払う前に、無料版で何回送って、何に使ったかをメモに残しておくと、有料にする理由を社内で説明できます。社内の費用対効果の説明はAI導入の社内説得に型があります。
確かめ方: 有料にする前に、料金ページ(claude.com/pricing)で、参照日以降に価格や機能の表記が変わっていないかを見ます。契約画面の金額が、この記事の表と食い違うときは、画面を優先してください。
Claudeが苦手なこと・向かない人
Claudeは、確かめずに使うと外す道具です。公式の資料から言えることと、使う側の注意を分けて書きます。
公式の資料で確認できる事実は3つです。1つ目は、使用上限があること。2つ目は、無料版にはClaude CodeやResearchのように、含まれない機能があること。3つ目は、価格とプランが変わりうることです。
使う側の注意を挙げます。出力は元の資料と照合してから使います。AIは、材料に無いことをもっともらしく補うことがあります。数字・日付・固有名・法律や制度の話は、公式の資料で確かめてください。
- 入力する情報は、会社のルールに従う。顧客の個人情報や、社外に出せない資料を入れてよいかは、社内で決める。入れてはいけない情報の考え方は中小企業の生成AIセキュリティにまとめた
- 入力した内容が学習に使われるか、どれだけ保存されるかは、プランや設定で変わることがある。確認できた範囲を超えるため、この記事では書かない。見る場所は、公式のプライバシーに関する案内と、設定画面のデータに関する項目の2つ。読んで分かるまでは、顧客の個人情報は入れない
- 最終判断をAIに任せない。契約書の文言、見積の金額、人事の評価のように、責任が発生する判断は、人が決める
- 毎回の出力を、そのまま社外へ出さない。送る前に、人が1回読む
Claudeを使う前に準備が要る場面は2つあります。「答えを確かめずに、そのまま使いたい」ときと、「社内で入力してよい情報が決まっていないのに、会社の資料を入れたい」ときです。後者は、先に社内のルールを決めてください。
確かめ方: 初めて業務で使う前に、「入れてよい情報」と「入れてはいけない情報」を1枚に書き出します。書き出せないなら、まだ業務の資料を入れる段階ではありません。
早見表|困ったときの対処
困ったときは、症状から確認する場所を探します。次の表は、本文の「確かめ方」を症状別にまとめ直しました。
| 症状 | まず確認すること | 行き先 |
|---|---|---|
| 答えが、頼んだ内容とずれる | 依頼を目的・材料・形に分け直す。どれが欠けていたかを見る | この記事「欲しい回答を得るコツ」 |
| 数字や固有名が、元の資料と違う | 元の資料と1つずつ見比べ、「元の資料の通りに書き直して」と送る | この記事「プロンプト実行」 |
| 途中で止まる・送れなくなった | 使用上限に届いていないかを確認する。Proは5時間ごとのセッション上限と週次上限を、Settings の Usage で見る | この記事「無料版と有料版の違い」 |
| 動作が遅い・画面が固まる | ページを読み込み直す。会話が長いなら、要点を貼って新しい会話で始める。別のブラウザでも試す。直らなければ、公式の障害情報とヘルプを見る | 公式ヘルプ(support.claude.com) |
| 機密を入れてよいか迷う | 社内のルールを先に確認する。決まっていなければ、入れない | 中小企業の生成AIセキュリティ |
| Claude Codeを使いたい | 無料版には含まれない。Pro以上のプランを確認する | Claude Codeの料金と無料の可否 |
| Macにアプリを入れたい | ブラウザ版とは別の手順になる | Macへのインストール5手順 |
確かめ方: この表で解決しないときは、公式ヘルプ(support.claude.com)の該当項目を開き、更新日が新しいかを見ます。画面の表示や名称は、変わることがあります。
Claudeの使い方を今すぐ読まなくていい会社と、この記事に含まれないこと
次に当てはまる会社は、この記事を読まなくてかまいません。
- すでにClaudeを日常で使っていて、無料版と有料版の違いも把握している
- Claude CodeやAPIで開発したい、または社内システムとつなぎたい
- ChatGPTなど他の対話型AIと比べて、どれを選ぶかを決めたい
この記事に含まれないことは、4つあります。それぞれ別の記事に書いています。
- Claude Codeの始め方・できること → Claude Codeの始め方、Claude Codeでできること25選
- MacへのClaudeのインストール手順 → Macへのインストール5手順
- 他の対話型AIとの比較・使い分け → ChatGPT・Claude・Geminiをどう使い分けるか
- 入力してはいけない情報、社内のセキュリティ設計 → 中小企業の生成AIセキュリティ
この記事は、実際の出力例も載せていません。出力の質は、材料と依頼の書き方で変わります。依頼文の例の通りになるとは限らないため、必ず自分の資料で試して、見比べてください。
Summary in English
This article is a beginner’s guide to using Claude, the conversational AI from Anthropic, in the browser at claude.ai. The conclusion: start by signing up for the free plan, then send one request that states three things, the purpose, the material, and the form of the answer. According to Anthropic’s help page, anyone in a supported location can use the free version by signing up at claude.ai with an email address. The article walks through five parts, of which only the first two are for today: sign up, send a first request, learn to write clear instructions, try business, daily-life and creative uses, and understand that the API and Claude Code are separate entrances. Anthropic’s pricing page, checked on October 8, 2026, lists Free at $0, Pro at $17 per month with annual billing ($200 paid up front) or $20 if billed monthly, and Max from $100 per month with a choice of 5x or 20x more usage than Pro. Claude Code is marked “No” for Free and “Yes” for paid plans. Usage limits apply: for Pro, the help page says the session limit resets every five hours, and Pro also has a weekly limit. Prices exclude tax and may change at Anthropic’s discretion. The article advises checking every output against the source document, especially numbers and names, and following your company’s rules on what information may be entered. It does not cover Claude Code, the API, Mac installation, or comparisons with other AI tools.
まとめ|まず無料で最初の1回を送る
Claudeの使い方を、各節の結論で整理します。
- Claudeは、Anthropicが提供する対話型AIで、無料版($0)から始められる。ブラウザ版は claude.ai にメールアドレスで登録する
- 主にできることは、チャット・Web検索・ファイル作成とコード実行・Artifacts・Memory。Claude CodeとResearchは無料版に含まれない
- 良い指示は、目的・材料・形の3点。答えは元の資料と見比べてから使う
- 有料版はProが年払いで月$17($200前払い)・月払いで$20、Maxが月$100から。上限に当たる、Claude Codeが要る、有料の機能が要る、のどれかで検討する
- 入力する情報は社内のルールに従い、責任が発生する判断はAIに任せない
最初の1回は、完璧な指示でなくてかまいません。送って、見比べて、直す。この繰り返しが、使い方の中身です。
次のアクションは、3つのうちどれか1つで構いません。
- 今日: claude.aiに無料登録し、プロンプト例を1本、自分の資料に差し替えて送る
- 今週: 同じ作業を3日続け、送り方と見比べる手順を1枚のメモにする
- 今月: 社内で入れてよい情報を決め、使う範囲を社内に広げる段取りをAI導入の進め方で考える
社内にAIをどう広げるか、どの業務から任せるかで迷ったら、無料相談で一緒に整理することもできます。
次に読む
- Claude Codeも使いたい、料金を知りたい → Claude Codeの料金と無料の可否|利用上限とプランの選び方
- Macにアプリを入れたい → Macへのインストール5手順と迷わない選び方
- 会社の情報をどこまで入れてよいか決めたい → 中小企業の生成AIセキュリティ|入力してはいけない情報と設計の3原則
更新履歴
- 2026-10-08: 初版公開。Anthropic公式の料金ページとヘルプの表記を反映
- 次回更新予定: 2026年11月(料金・無料版の機能表・使用上限の表記を再確認します)
本記事は2026年10月8日時点のAnthropic公式の表記に基づきます(公開日: 2026年10月8日)。料金・プラン・機能は変わることがあるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。
参考・出典
- Anthropic「Pricing」 https://claude.com/pricing(参照日: 2026年10月8日)
- Anthropic「What is the Pro plan?」 https://support.claude.com/en/articles/8325606-what-is-the-pro-plan(参照日: 2026年10月8日)
- Anthropic「Claude Code setup」 https://code.claude.com/docs/en/setup(参照日: 2026年10月2日)
- 当社調査: 「Claude 使い方」の検索上位の解説記事の記載時点を確認(2026年10月8日)
FAQよくある質問
- Claudeは無料で使用できますか?
- 使えます。Anthropic公式の料金ページはFreeプランを「$0」「Free for everyone」と表記し、Web・デスクトップ・モバイルのチャット、Web検索、ファイル作成とコード実行、Memory、Artifactsを含むと書いています。公式ヘルプによると、対応地域にいれば claude.ai でメールアドレスを使って登録できます。使用上限があり、Claude Codeは無料版に含まれません。
- Claude 無料 何回まで使えますか?
- 固定の回数は公式に書かれていません。公式ヘルプは、Proプランについて、送れる数は長さ・添付・会話の長さ・モデルや機能で変わり、セッション単位の上限は5時間ごとにリセットされると説明しています。無料版の回数やリセットの間隔は、公式に固定の記載がありません。短い依頼を1回ずつ送るより、長い資料を添付して長い会話を続けるほど、上限には早く届きます。
- Claude ChatGPT どっちがいいですか?
- どちらが上かではなく、自社の用途と社内ルールで決めます。見る軸は、使う作業(文書の要約・文章づくり・調べもの)、扱う情報を入れてよいかという社内ルール、無料で試せる範囲、月額の予算の4つです。まず同じ依頼を両方に送り、出力を元の資料と照らして比べると、自社の仕事に合う方が分かります。
- Claude 何がすごいのですか?
- 公式の機能表で確認できる範囲では、Web・iOS・Android・デスクトップでのチャット、Web検索、ファイルの作成とコード実行、Artifacts、会話をまたぐMemoryが無料版に含まれます。「すごさ」は人によって違うため、まず自分の業務の文書を1つ渡して依頼し、出力の質を自分の目で確かめるのが確実です。
- Claudeのアカウントはどうやって作りますか?
- ブラウザで claude.ai を開き、メールアドレスを使って登録します。公式ヘルプは「対応地域にいる人は、claude.ai で、メールアドレスを使って登録すれば無料版を使える」と説明しています。登録中の確認の手順は画面の案内に従ってください。
- Claudeの有料プラン(Pro)はいくらですか?
- 公式の料金ページ(2026年10月8日参照)では、Proは年払いなら月あたり$17($200を前払い)、月払いなら$20です。Maxは月$100からで、Proの5倍か20倍の使用量を選べます。価格・プランはAnthropicの判断で変わり、表示価格に税は含まれません。日本円への換算は、為替と地域の表示で変わるため、契約画面で確認してください。
- Claude Codeは無料版で使えますか?
- 使えません。公式の機能比較表では、Claude CodeはFreeが「No」、Pro・Max 5x・Max 20xが「Yes」です。公式のセットアップ資料も、無料のclaude.aiプランにはClaude Codeへのアクセスが含まれないと書いています。ブラウザのチャットだけで足りるなら、無料版から始められます。
- 使用上限に達したらどうなりますか?
- Proプランについて、セッション単位の上限は5時間ごとにリセットされると、公式ヘルプは説明しています。Proには全モデル共通の週次上限もあり、Settings の Usage 画面で次のリセットを確認できます。上限に当たったら、リセットを待つか、上限が大きいプランを検討します。長い会話や大きな添付ファイルを減らすと、上限に届きにくくなります。
- Claudeはスマホでも使えますか?
- 使えます。公式の機能表は、iOSとAndroidのチャットを全プランで「Yes」と表記しています。アプリは公式ストアで探し、パソコンと同じアカウントでログインします。仕事の資料を入れるときは、パソコンと同じ社内ルールに従ってください。
- Claudeが遅い・固まるときはどうしますか?
- まずページを読み込み直します。会話が長くなっているなら、要点だけを貼って新しい会話で始めます。別のブラウザで試す方法もあります。それでも直らないときは、公式ヘルプや障害情報を確認します。送れなくなった場合は、使用上限に届いている可能性もあるため、Settings の Usage 画面も見ます。
- Claudeに入力した内容は学習に使われますか?
- この記事では、公式資料で確認できた範囲を超えるため、可否を断定しません。扱いはプランや設定で変わることがあります。仕事で使う前に、公式のプライバシーに関する案内と、設定画面のデータに関する項目を読み、社内で入れてよい情報を決めてください。
- ClaudeのAPIはProプランに含まれますか?
- 含まれません。公式ヘルプは、ProプランにはClaude Consoleを通じたAPIの利用は含まれないと書いています。APIは別途支払う仕組みです。ブラウザやアプリで人が使うClaudeと、自社のシステムからAIを呼び出すAPIは、契約も請求も別だと考えてください。


