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Claude Codeでできること25選と使い方|料金・始め方まで【2026年8月】

結論: Claude Codeは、プログラミングができなくても使えるAnthropicのAIツールです。月$20(年払いなら月$17)のProプランから、議事録の整理、データの集計、メールや稟議書の下書き、ファイルの一括処理といった日常業務を、最後までやり切る形で任せられます。この記事では、できることを25項目に分けて紹介します。コピーして使える指示文(プロンプト)の例、安全に始める手順、料金と使える量の上限、社内で提案するときの材料まで載せました。2026年8月21日時点の公式ドキュメントと、自社で測った数字をもとにしています。

この記事の要点

  • プログラミングは不要です。ターミナル(黒い画面)なしで使えるデスクトップアプリとブラウザ版が、公式に用意されています
  • エンジニア以外の人は #8 データ集計・#9 議事録・#10 メール作成から。開発者は #1 から
  • できないこと、権限と安全の設定、データの扱い、料金と使える量の上限(5時間ごとに戻る枠と1週間分の枠)まで、この記事で扱います
  • 自社で毎日動かしている自動化の実測も載せています(競合記事1,550本の集計は1分足らず。毎晩の処理は人が手を触れずに動いています)

Claude Code(読み方: クロードコード)とは、Anthropicが提供するAIコーディングエージェントです。コードベースを読み、ファイルを編集し、コマンドを実行し、開発ツールと連携します。ターミナル(黒い画面)、IDE(開発用のソフト)、デスクトップアプリ、ブラウザから使えます(Anthropic公式ドキュメント Overview・2026年8月21日参照)。チャット型のClaude(claude.ai)と何が違うのかは、ClaudeとClaude Codeの違いで表にして比べています。

ChatGPTは、質問を投げると答えを返す相談相手です。Claude Codeは、やりたいことを伝えると、ファイルを作り、直し、コマンドの実行まで自分で進めます。相談相手ではなく、手を動かす「作業者」だと考えてください。Claude(claude.ai)もチャット型です。Claude Codeは同じモデルを使いますが、手元のファイルとコマンドを直接扱う点が違います。

Claude Codeは「答え」ではなく「やり終えた仕事」を返す

Claude Codeの動き方Claude Codeは人の指示を受けて、読む・直す・動かす・報告するの4段階を進みます。エラーが出たら自分で直して、もう一度動かします。最後に人が確認します。人の指示売上CSVを月別に集計してグラフに① 読むファイルと構成② 直すファイルを編集③ 動かすコマンドを実行④ 報告する結果と差分人の確認エラーが出たら自分で直して、もう一度動かすチャット型AIが返すのは④の「答え」だけです。①〜③を自分で実行するかどうかが違います

図の内容: 人の指示 → ①読む → ②直す → ③動かす → ④報告する → 人の確認。③で失敗したら①へ戻って自分でやり直す。

この記事の対象読者は2種類です。Claude Codeでできることを一通り知りたい中小企業の経営者・現場責任者・社内のIT化を進める方と、開発者です。機能と料金は、公式ドキュメントと公式料金ページ(2026年8月21日参照)で確認しました。自社で実際に動かしている部分には「自社実測」と書き添えています。

Claude Code全体マップ(25項目)

25項目を5つのカテゴリに分け、用途・対象者・難易度を一覧にしました。非エンジニアの入口は #8 データ集計・#9 議事録・#10 メール作成の3つです。 番号を押すとその項目へ飛べます。

25項目の地図(番号を押すとその項目へ飛びます)

★ 非エンジニアの入口難易度は目安。★1つは今日そのまま試せる

ビジネス系 #8〜#13 | すべてのビジネスパーソン | 難易度★

クリエイティブ系 #14〜#17 | マーケ・広報・企画 | 難易度★★

運用系 #18〜#20 | 情シス・IT管理者 | 難易度★★★

2026年新機能 #21〜#25 | 初心者から上級者まで | 難易度★★

難易度は、手順の多さと前提知識の量の目安です。

全項目に共通するコツ: 「答え合わせの材料」を一緒に渡す

答え合わせの材料とは、「合っているかどうか」を機械で確かめられるもののことです。動作を確かめる命令、組み立て(ビルド)が成功したかどうか、こういう結果になってほしいという見本、作った画像の見比べなどが当てはまります。Claude Codeは、作業が「できたように見えた」ところで手を止めて報告します。本当に正しいかまでは自分で確かめません。答え合わせの材料がないと、間違いを見つける仕事が毎回こちらに回ってきます。逆に、材料を一緒に渡しておくと、Claude自身が実行し、結果を読み、通るまで直し続けます(公式Best practices)。

やり方は簡単で、依頼文の最後に1行足すだけです。「作ったあと npm test を実行して、失敗があれば直してから、テスト出力をそのまま見せてください」。Claudeが「うまくいきました」と言ってきたら、言葉ではなく証拠(実行したコマンドとその出力)を出させてください。自分で最初からやり直すより、その場で証拠に目を通すほうが速く済みます。

【開発系 #1〜#7】コード生成・テスト・デバッグ・Git

Claude Codeが開発工程でできることは、コードを書く、書き直して整える(リファクタリング)、動作確認用のテストを作る、不具合を直す(デバッグ)、コードを点検する、説明書を作る、Git(=変更履歴の管理ツール)を操作する、の7つです。どれも「ファイルを直接読み、実行して確かめる」ところまで含みます。

#1 コード生成

Claude Codeは、日本語で書いた「こう動いてほしい」という説明からコードを作り、実際に動かして確認するところまで、1回の指示で進めます。複数のファイルにまたがる変更でも、案件全体を読んだうえで、書き方や呼び名がバラバラにならないようにそろえます。エンジニアでなくても、やりたいことを言葉にできれば、動くところまで作れる場面が増えました。非エンジニアがどこまで作れるかは、実際にWebアプリを1本作ったときの記録に残しています。

プロンプト
PythonでCSVファイルを読み込み、次の処理をするスクリプトを scripts/sales_summary.py として作ってください。

- 「売上」列の合計・平均・最大・最小を計算する
- 月別に集計し、折れ線グラフで可視化する
- 結果を result.csv と result.png に保存する

使用ライブラリ: pandas, matplotlib
ファイルが存在しない場合は、分かりやすいエラーメッセージを表示してください。
書いたら @data/sample.csv で実際に実行し、出力ファイルができたことと、先頭5行を見せてください。
不明な点があれば、書き始める前に質問してください。

うちでは、国税庁が公開している法人番号の全件データ(約580万社・取り込み後3.4GB)を、手元のパソコンで検索できるようにしました。上のような指示の出し方で、Claude Codeに任せた作業です。書かせたのは、取得・取り込み・検索の主要3本で合計334行のスクリプトです。「東京都で社名に『建設』を含む会社」を数えると6,633社、答えが返るまで十数秒です。プログラムを書いたのはClaude Codeですが、検索するたびにAIが動いているわけではありません。一度書かせたプログラムが動いているだけです(自社実測・2026年8月22日に再計測)。

#2 リファクタリング

Claude Codeは、リファクタリング(動きを変えずに中身を整理し直すこと)もできます。処理のまとまりの分け方、名前の付け方、エラーが出たときの備えを、動きは変えないまま整え直します。指示に「変更前後の差分と、なぜそう直したかを添えて」と入れておけば、確認する側は、変わった部分(差分)だけを見れば済みます。

プロンプト
@src/utils.py をリファクタリングしてください。

直してほしい点:
1. 長すぎる関数を分割する
2. 意味の分かる変数名に改める
3. エラー処理を追加する
4. 必要な箇所にコメントを付ける

動作は変えないこと。直したら既存のテスト(pytest)を実行して通ることを確認し、
変更前後の差分と、それぞれの変更理由を説明してください。

#3 テストの自動生成

Claude Codeは、処理のまとまりごとに動作確認用のプログラム(テストコード)を作り、その場で実行して、失敗した原因まで報告します。既存のテストがあれば、Claude Codeがそのフレームワーク(テスト用の道具立て)と書き方に合わせて追加します。

プロンプト
@src/calc.py の関数に対するユニットテストを pytest で作成してください。

含めてほしいケース:
- 正常系(通常の入力)
- 境界値(最小値・最大値)
- 異常系(不正な入力・エラーになるケース)
- 空の入力や None などのエッジケース

テストの説明(docstring)は日本語で。前提を置いた箇所は「仮定」と明記してください。
作成後にテストを実行し、失敗があれば原因を報告してください(エラーを握りつぶす対処はしない)。

#4 デバッグ支援

Claude Codeにエラーの文面を渡すと、プログラム一式をたどって大もとの原因を突き止め、直すところまで行います(公式Overview)。エラーの文面をコピーして貼るより、実際にコマンドを動かしてエラーを目の前で再現させるほうが確実です。

プロンプト
npm test を実行するとテストが2件落ちます。原因を突き止めて直してください。

1. まず自分で npm test を実行して、実際のエラーを確認する
2. 関係するファイルを読んで根本原因を特定する(エラーを握りつぶす対処はしない)
3. 失敗を再現するテストを1本書いてから直す
4. 直したら npm test を再実行し、通ったことが分かる出力をそのまま見せる

#5 コードレビュー

Claude Codeは、コードレビューもします。不具合、セキュリティ上の弱点、動作の速さ、社内ルールを守れているかの4つを点検し、見つけた問題に重大度(高/中/低)を付けて返します。重大度を付けておくと、指摘が数十件返ってきても、上から順に直していくだけで済みます。最初から用意されている /code-review と打つだけでも、同じことができます。

プロンプト
git diff main --name-only で変わったファイルを確認し、その差分をレビューしてください。
サブエージェントを使い、差分と下の観点だけを見て評価してください(実装の経緯は見ないこと)。

観点: 1) バグ 2) セキュリティ(SQLインジェクション、XSS など) 3) 性能 4) 規約
指摘には「重大度: 高/中/低」と file:line を必ず添えてください。
正しさか要件に関わるものだけを挙げ、好みの問題は挙げないでください。

#6 ドキュメントの自動生成

Claude Codeは、コードから、処理ごとの説明文(docstring)、README(=そのプロジェクトの概要と使い方をまとめた案内文書)に載せる機能一覧、処理の流れを説明する書き込みを作ります。ドキュメントは後回しになり、実装とズレていきがちです。コードを直したその場で書き直させれば、少なくとも実装と食い違わない状態は保てます。

プロンプト
@src/api/ の各モジュールに対して、次のドキュメントを生成してください。

1. 関数ごとの docstring(Google形式)
2. README の API リファレンス節(Markdown)
3. 主要な処理の流れのコメント

日本語で書き、英語の技術用語はカッコ内に原語を残してください。
既存のdocstringと矛盾する箇所があれば、コードを正として直し、変更箇所を一覧にしてください。

#7 Git操作とプルリクエスト作成

Claude Codeは、Git操作を一通り実行します。変更の登録準備(ステージング)、変更内容の説明文づくり、作業用の枝分かれ(ブランチ)の用意までを行います。さらに、変更をまとめて提出して確認してもらう「プルリクエスト(PR)」の作成もできます。「PRを作って」の一言でも動きますが、含めてほしい項目を指定すると質が上がります。

プロンプト
今の変更内容から、Gitのコミットメッセージとプルリクエストの説明文を作ってください。

コミットメッセージは Conventional Commits 形式で。
プルリクエストの説明には「変更の理由」「テスト方法」「影響範囲」を含めてください。
作成前に内容を見せて、私の確認を待ってください。

【ビジネス系 #8〜#13】集計・議事録・メール・資料・FAQ・翻訳

Claude Codeがビジネス業務でできることは6つです。データの集計、議事録づくり、メール作成、資料の構成づくり、社内FAQ、翻訳で、どれもコードを書かずに使えます。ChatGPTでもできそうに見える項目が並んでいます。違いは、パソコンの中のファイルをそのまま読み書きでき、同じ手順を何度も繰り返せて、決まった時刻に自動で走らせられる点です。

#8 データ分析・集計(Excel・CSVの処理)

Claude Codeは、CSV(=表計算ソフトで開ける単純な表データ)やExcelを読んで集計し、そのまま報告書とグラフ用のデータに整えるところまで、続けて実行します。数値は誤ることがあります。計算の根拠を必ず添えさせて、人間が検算してください。ファイルは中身をコピーして貼るのではなく、@data/sales_2026.csv のように @ に続けてファイル名を書いて読ませます。これがClaude Codeの基本の渡し方です。

プロンプト
@data/sales_2026.csv を読んで月次レポートを作ってください。

1. まず列名と先頭5行だけ表示して、私の想定と合っているか確認する
2. 合っていたら集計スクリプトを scripts/monthly_report.py として書き、実行する
3. 出力は reports/monthly.md と reports/monthly.csv
4. 最後に、主要な集計値3つを別の方法で計算し直し、一致したかを報告する

集計内容: 月別・製品別の売上推移/前年同月比/上位10製品/前月比-10%以下のアラート

うちでは先日、競合サイトの公開記事1,550本を取り込む作業をClaude Codeに任せました。本文を取得し、文字数・見出し数・更新日まで集計させています。取得は47秒、集計は数秒。人間が読んだのは、出てきた集計表と、そこから選んだ代表記事5本だけです(自社実測・2026年8月21日)。そのとき返ってきた集計の要約は、次のとおりです。

実行結果
▸ 1,550本を取得(16ページ・47秒)→ 本文の文字数・見出し数・表・リンク数を集計
文字数: 最小960 / 中央値9,403 / 最大41,160
大見出し(H2) 中央値11 ・ 小見出し(H3) 中央値18 ・ 表 中央値3 ・ 本文内画像 中央値0
公開後7日以降に更新: 1,237本(79.8%)。1日でまとめて更新された本数の最大: 288本
→ 人間が読む対象を「代表記事5本」に絞れた

#9 議事録作成とアクションリストの抽出

Claude Codeは、会議メモから2つを作ります。議事録(参加者・日時・決定事項・保留事項)と、担当者・期限・優先度を付けたアクションリストです。メモをファイルとして渡せば、出来上がりもファイルとして保存されるので、そのまま共有フォルダに置けます。音声から議事録を起こす場合は、PCの中で動く文字起こし(Whisper)と組み合わせると、音声を外部に出さずに済みます。

プロンプト
@meetings/2026-08-20_seisan-kaigi.txt の会議メモから、議事録とアクションアイテムの一覧を作ってください。

出力: meetings/2026-08-20_gijiroku.md に保存
1. 議事録(参加者・日時・決定事項・保留事項)
2. アクションアイテム(担当者・期限・優先度 高/中/低)

担当者や期限が分からない項目は、最初に一覧にして私に確認してください。
保存したら、決定事項だけを5行以内で要約して見せてください。

うちでは、録音ファイルを置いておくと、文字起こし・要約・Notionへの保存まで毎晩自動で処理する仕組みを動かしています。ツールの選び方は議事録AIツールの比較にまとめました。

#10 メール・社内文書の作成

Claude Codeは、状況・相手・目的を渡すと、メール・稟議書・提案書の下書きを作ります。事実が分からず推測で書いた部分に印を付けさせるのがコツです。営業メールのように毎日大量に出す文面では、業界ごとの文面のひな型を人が先に承認しておき、会社名など個別の情報を入れる作業だけをClaude Codeに任せると安全です。この運用の全体像は一人会社の営業をAIで回す【実録】にまとめました。

プロンプト
次の状況に合う [メール/稟議書/提案書] を作成し、drafts/ に保存してください。

【状況】
[背景・目的・相手・要件を書く]

【トーン】
[丁寧/カジュアル/フォーマル]

【文字数の目安】
[字数]

前提を置いた箇所は「仮定」と明記してください。社名や金額など、私が確認すべき箇所は「要確認」と印を付けてください。

#11 レポート・プレゼン資料の構成づくり

Claude Codeに資料を作らせるときは、いきなりスライドを作らせません。まず、各スライドのタイトルと、話すポイント3点以内をまとめた構成から出させます。骨組みを人が直してからスライドに進むほうが、後からのやり直しが減ります。構成が固まったあとの資料化まで仕組みにした例は営業資料をAIで10分で作る仕組み【実録】にまとめています。

プロンプト
次のテーマで [社内報告/プレゼン/提案書] の構成を作ってください。

【テーマ】[テーマ名]
【相手】[経営層/部門責任者/メンバー]
【目的】[承認を得る/現状報告/提案]
【使えるデータ】@data/ の中のファイルを読んで判断してください
【持ち時間またはページ数】[制約]

各スライドのタイトルと、話すポイント(3点以内)を出してください。
データの裏付けがないポイントには「根拠なし」と印を付けてください。

#12 社内FAQ・マニュアルの作成

Claude Codeは、既存の業務マニュアルから一問一答形式の社内FAQを生成します。回答には必ず元の章番号を書かせてください。出典が付いていないと、半年後に「これは今も正しいのか」を誰も確かめられなくなります。

プロンプト
@docs/manual/ にある業務マニュアル(複数ファイル)から、社内FAQ形式の文書を faq.md として作ってください。

要件:
- 一問一答形式(質問は150字以内、回答は300字以内)
- 参照箇所(ファイル名と章番号)を明記する
- 曖昧な点は「担当部門に確認」と書く
- 最低20問
- 複数のファイルで記述が食い違う箇所があれば、別に一覧にして知らせてください

#13 翻訳・多言語対応

Claude Codeは、ビジネス文書として自然な訳文を作ります。専門用語にはカッコで元の英語を残させ、言い回しを変えた場所には断り書きを付けさせられます。ファイルを直接読み書きできるので、複数ファイルをまとめて翻訳し、用語集に沿って訳語をそろえるところまで、同じ指示で任せられます。

プロンプト
@docs/spec_en/ にある英語の仕様書を、すべて日本語に翻訳して docs/spec_ja/ に同じファイル名で保存してください。

方針:
- ビジネス文書として自然な表現にする
- 専門用語は @docs/glossary.csv の訳語に統一し、カッコ内に原語を残す
- 意訳が必要な箇所にはその旨を注記する

訳しにくかった箇所や、用語集に無い専門用語があれば、最後に一覧で教えてください。

【クリエイティブ系 #14〜#17】記事・画像分析・グラフ・動画構成

Claude Codeがクリエイティブ業務でできることは、記事作成、画像分析、グラフ生成、動画構成の4つです。

#14 ブログ・SNS記事の作成

Claude Codeに記事を書かせるときは、見出し構成と冒頭のドラフトを先に出させてください。人間が方向を決めてから、本文に進みます。全文を一気に書かせると、気に入らない段落が1つあるだけで全体を読み直すことになります。かえって時間がかかります。

プロンプト
次のテーマでブログ記事の構成と、本文の冒頭ドラフトを作ってください。

【テーマ】[テーマ名]
【読者】[属性・悩み]
【文字数の目安】[字数]
【含めたいキーワード】[3〜5個]
【参考にしてよい社内資料】@docs/notes/ の中だけ。外部の事例や数字は使わないこと

見出し構成と、冒頭500字のドラフトを出してください。
不明な点があれば、書き始める前に質問してください。

#15 画像・資料の内容分析

Claude Codeは、スクリーンショット・グラフ・スライドの画像を読み取って内容を要約できます。画像の渡し方は3通りです。画面へドラッグして落とす、コピーして貼り付ける(Ctrl+V、macOSのiTerm2ではCmd+Vも使えます)、ファイルの置き場所を文字で指定する、のどれでも渡せます(公式Common workflows)。

プロンプト
@images/nippo_0820.jpg(手書き日報の写真)を読み取って、次を整理してください。

1. 記載されている数値と項目の一覧(読み取れない箇所は「判読不能」と書く)
2. 前日の @images/nippo_0819.jpg と比べて変わった点
3. 確認が必要な点(数字の食い違い、記入漏れ)

結果を reports/nippo_0820.md に保存してください。

#16 プレゼン用のグラフ・図解コードの生成

Claude Codeは、データを渡すとグラフを描くコードを書き、実行して画像ファイルまで作ります。作った画像をClaude Code自身に開かせて確認させると、文字の重なりや文字化けをその場で直します。配色とサイズを最初に文章で指定しておけば、作り直しはすぐに終わります。

プロンプト
@data/kpi.csv から、プレゼン用の棒グラフを作ってください。

1. スクリプトを書いて実行し、out/kpi.png を生成する
2. 生成した out/kpi.png を自分で開いて確認し、ラベルの重なり・文字化け・軸の欠けを点検する
3. 問題があれば直して再生成し、最終版を見せてから終了する

要件: 日本語フォント(Noto Sans JP)/1920×1080/各バーに数値ラベル/配色は #0B42DB を基調

#17 動画・音声コンテンツの構成づくり

Claude Codeは、テーマと目標の長さ(尺)を渡すと3つを作ります。時間の割り振り付きの構成、冒頭1分の台本、一覧に出る表紙画像(サムネイル)に載せる文言の案です。全文の台本より、構成のほうが直すのは簡単です。収録の前に方向をそろえる使い方に向いています。

プロンプト
次のテーマでYouTube動画の構成(台本)を作り、scripts/video_plan.md に保存してください。

【テーマ】[テーマ名]
【尺】[目標時間]
【視聴者】[属性]
【チャンネルの雰囲気】[教育系/エンタメ系 など]

出力:
1. タイムライン付きの構成(0:00 導入、2:00 本題1 …)
2. 冒頭1分の台本
3. サムネイル用のコピー案3本

【運用系 #18〜#20】デプロイ・ログ分析・セキュリティ

Claude Codeが運用業務でできることは、デプロイ自動化、ログ分析、セキュリティ診断の3つです。人が見ていない状態で動かす場合は、使ってよい操作をあらかじめ書き出して限定しておくのが基本です。

#18 デプロイ・インフラ作業の自動化

Claude Codeは、環境と変更内容を伝えると、デプロイ(作った物を本番のサーバーに反映する作業)や設定変更の手順を組み立て、実行まで行います。本番環境では「実行前に変更内容の一覧を出して確認を待つ」という指示を必ず入れてください。

プロンプト
次の環境に対して [デプロイ/設定変更/スケール調整] を行ってください。

【環境】[AWS/GCP/Azure/オンプレ]
【変更内容】[何を変えるか]
【現在の設定】@infra/ の設定ファイルを読んで把握してください
【制約】[停止不可/実施可能な時間帯 など]

実行する前に、変更内容の一覧を表示して私の確認を待ってください。
前提を置いた箇所は「仮定」と明記してください。

#19 ログ分析・エラー監視

Claude Codeには、ログ(動作の記録)をそのまま流し込めます。tail -200 app.log | claude -p "..." のように、パイプ(前のコマンドの出力を次に渡す記号 |)でつなぐ形です。エラーの集計と、対処の優先順位づけまで任せられます(公式Overview)。数字と固有名詞には、根拠になったログの行をClaude Codeに添えさせます。人が見ていないときに動かすなら、使ってよい機能を --allowedTools に書き出しておきます。こうしておけば、見ていない場所で想定外の操作が走るのを防げます。

ターミナル
# 直近200行のログを渡して、異常だけを報告させる
tail -200 app.log | claude -p "エラーと警告を時系列で集計し、繰り返し出ているパターンと対処の優先順位を報告して"

# 結果を機械が読みやすい形式(JSON)で受け取り、次の処理に渡す
tail -500 app.log | claude -p "重大なエラーだけ抽出して" --output-format json | jq -r '.result'

# 人が見ていないときに動かすなら、使ってよい機能をここに書いて限定する
claude -p "テストを流して結果だけ返して" --permission-mode dontAsk --allowedTools "Bash(npm test)" "Read"

#20 セキュリティ診断(コード・設定の確認)

Claude Codeにセキュリティ診断をさせるときは、観点を分けて点検させます。認証・認可の不備(ログインや権限の確認もれ)、コードに直接書き込まれた認証情報(パスワードや鍵)、インジェクションの脆弱性(外部から不正な命令を差し込まれる弱点)、OWASP Top 10(世界的に使われる危険項目の一覧)との照らし合わせの4つです。最終判断は専門家に任せる前提で、あたりを付ける最初のふるい分けとして使います。

プロンプト
@src/ と @config/ のセキュリティ診断をしてください。

観点:
1. 認証・認可の不備
2. 情報漏えいのリスク(ハードコードされた認証情報など)
3. インジェクションの脆弱性(SQL/コマンド/XSS など)
4. OWASP Top 10 との対比

各リスクに優先度(高/中/低)・該当箇所(file:line)・修正方法を付けて、reports/security.md に保存してください。
最終的な判断は専門家に確認します。

【2026年新機能 #21〜#25】サブエージェント・デスクトップ・定期実行

2026年にClaude Codeへ加わった、または大きく変わった主な機能は、サブエージェント、デスクトップアプリ、Claude Opus 5、Routines(定期実行)、Remote Control(=スマホなどからの遠隔操作)の5つです(2026年8月21日時点)。

#21 サブエージェント(調査や並列作業の委任)

サブエージェントは、特定の仕事だけを任せる助手役のAIです。会話の内容(コンテキスト)も使える機能も、呼び出した側の本体とは別に持ちます(「エージェント」という言葉の意味から押さえたい人はAIエージェントとはへ)。同時に動かせるのは、初期設定では20までです。大量のファイルを読む調査や、テスト実行のように出力の多い作業は、サブエージェントに任せられます。手元には要約だけが返ります(公式Subagents)。

プロンプト
認証・データベース・APIの3つのモジュールを、別々のサブエージェントで並列に調査して、
それぞれの役割と依存関係を要約してください

自分用のサブエージェントは、.claude/agents/ に次の形のファイルを置くだけで作れます。model: の行に haikusonnet と書くと、単純な仕事を安いAI(=性能と値段の違う種類)に任せられます。

Markdown
---
name: security-reviewer
description: コードのセキュリティ問題をレビューする
tools: Read, Grep, Glob, Bash
model: sonnet
---
あなたはセキュリティ担当のエンジニアです。次の観点でレビューしてください。
- インジェクション(SQL・XSS・コマンド)
- 認証・認可の不備
- コード内に埋め込まれた認証情報
指摘には該当行と修正案を必ず添えてください。

会話履歴を引き継ぐ「フォーク」は、2026年8月13日(v2.1.232)から最初から有効になりました。フォークは、元の会話と同じ指示文・同じ機能設定で動きます。そのため、最初のやりとりから元の会話で読み込み済みの内容(プロンプトキャッシュ)をそのまま使えます。これまでの会話の流れが要る仕事なら、新しいサブエージェントを立ち上げて説明し直すより、フォークのほうが安く済みます(公式Subagents)。

一方、普通のサブエージェントは何も知らない状態から始まり、作業の途中経過が元の会話に混ざることもありません。テストの実行やドキュメントの取得のように、出力は多いけれど結果の要約だけあればよい作業は、こちらに向いています。使い分けを1行で言うと、「今の会話の続きを任せるならフォーク、独立した調べものなら通常のサブエージェント」です。

さらに大きな仕組みとして、複数のセッションを立ち上げて役割分担させる Agent Teams もあります。ただし初期設定では使えないようになっていて、消費する利用量も数倍に増えます(公式Manage costs)。サブエージェントで足りるうちは、Agent Teamsまで使う必要はありません。

この記事の検品にもサブエージェントを使いました。本文の主張を公式ドキュメント95項目と突き合わせる作業と、内部リンク19本・ページ内リンク25本の実在確認を1体に任せ、人間が読んだのは「合わない」と返ってきた6件だけです(自社実測・2026年8月22日)。

#22 デスクトップアプリ(ターミナルなしで使う)

Claude デスクトップアプリには Chat・Cowork・Code の3つのタブがあります。このうち Code タブが Claude Code です。Cowork は同じアプリに入っている別のサービスで、資料作成や調べ物のような時間のかかる作業に使います。対応しているのはmacOSとWindowsです。Linuxは試験段階(ベータ版)です。Codeタブでは、複数のセッションを同時に動かし、変更前後の差分を画面で確かめられます。作ったアプリの動きをアプリ内のブラウザで確かめることや、自分のパソコンの中で決まった時刻に実行することもできます(公式Desktop)。ターミナルに抵抗がある人にとって、いちばん入りやすい選択肢です。

プロンプト
このフォルダにある先週の会議メモを読んで、今週のToDoリストを todo.md に作ってください。
完了したら一覧を表示して、私が確認してから保存してください

スマホから作業を依頼できる Dispatch は Cowork タブの機能で、ProとMaxのプランで使えます(TeamとEnterpriseでは使えません)。

#23 Claude Opus 5(長い文書を一度に読む)

Claude Opus 5は、2026年7月24日にClaude Codeで使えるようになった最上位モデルです。一度に読める量が1Mトークン(トークン=AIが文章を数える単位。100万トークンは本が何冊も入る量)あるので、長い文書をまとめて読み込んで分析する仕事に向いています(Changelog v2.1.219)。数百ページの規格書、監査資料、取引先の仕様書から必要な条文を抜き出す仕事に向きます。使うときは /model と打ってopusに切り替えてから任せてください。

プロンプト
@docs/kikaku/ にある規格書のPDF全文から、次の情報を抜き出して reports/kikaku_matome.md に保存してください。
1. 当社の製品に適用される条項(条番号と要約)
2. 2025年版から変更された箇所
3. 対応期限が書かれている項目
4. 判断に迷う箇所(解釈が分かれそうな条文)

数字と固有名詞には、根拠となるページ番号を添えてください。

#24 Routines(クラウドで定期実行する)

Routinesは、指示文・作業するファイル一式の置き場所(リポジトリ)・つなぐ先のサービスを、ひとまとめに保存しておく仕組みです。決まった時刻・API呼び出し・GitHubのイベントをきっかけに、自動で実行します。最小の実行間隔は1時間です。Anthropicのクラウドで動くので、自分のPCを閉じていても止まりません。Pro・Max・Team・Enterpriseで利用でき、CLIでは /schedule から作れます。claude.aiへのログインが必要です。プログラム用の合言葉(APIキー)だけでは使えません(公式Routines・リサーチプレビュー)。

プロンプト
/schedule 平日の朝8時に、@reports/nippo/ に前日追加された日報を読んで、売上・不良・クレームの項目で前日比が大きく動いたものだけを要約し、Slackの #asa-meeting に投稿する

作ったあとは、/schedule list で一覧を見て、/schedule update で変更できます。「昨夜の処理はなぜ何もしなかったのか」と聞けば、Claude Codeが直近の実行履歴と失敗の理由まで読んで説明します。なお、実行一覧の緑色は「途中で止まらずに終わった」という意味で、頼んだ仕事がうまくいったという意味ではありません。結果は開いて中身を確かめてください。

自分のPCで動かす方法もあります。Macの予約実行(launchd)の途中に、人間が承認する関門を挟むやり方は、毎朝6時のAI営業自動化【実録】に書きました。

うちでは、記録として確定していないファイルが手元に残っていないかを、毎晩21時15分に点検しています。結果をチャットに知らせる処理も、同じ予約実行に乗せています。作ったきっかけは、書いたメモ28件が2日間、共有されないまま手元に残っていた事故です(2026年8月)。点検スクリプトはClaude Codeに書かせましたが、毎晩の実行そのものにAIは関わっていません。毎晩AIに考えさせる必要のない仕事は、AIに一度書かせておいた自動処理プログラムだけで足ります(自社実測・2026年8月時点)。

#25 どこからでも続ける(Web・Remote Control・Channels)

Claude Codeは、ターミナル以外からも同じセッションを続けられます。入口は4つで、ブラウザ版(claude.ai/code)、スマホからの遠隔操作(Remote Control)、TelegramやDiscordからの呼び出し(Channels)、Slackで @Claude と宛て名を付けて話しかける方法です(公式Overview)。

ターミナル
# 手元で始めた作業をクラウドに送り、スマホアプリから続ける
claude --cloud

# クラウドやブラウザで始めた作業を、手元の黒い画面に引き継いで続ける
claude --teleport

Claude Codeの強い分野と弱い分野

強いのはコードの生成と説明、文章の生成と編集、そして大量のファイルを順に処理する仕事です。逆に弱いのは、正確な数値計算と、AIが学んだ時点より後に起きたことを知ることです。この節では分野ごとの得意・不得意を示します。苦手な項目ごとの対処法は、記事後半の早見表にまとめます。

分野評価(2026年8月)補足
コードの生成・説明★★★★★プロジェクト全体を踏まえて、複数ファイルにまたがる変更を進められる
データの整理・集計★★★★☆大量のファイル処理に強い。数値は検算が必要
文章の生成・編集★★★★★日本語の文書整形・要約が安定している
画面の操作★★☆☆☆パソコンの画面を直接操作させる機能(computer use)は試験提供です。macOSとWindowsのみ、Pro/Max限定で、初期設定はオフのため自分でオンにします
最新情報の把握★★☆☆☆学習した時点より後の情報は、そのままでは持っていません。検索やMCP(外部ツールにつなぐ共通規格)で補います
正確な数値計算★★★☆☆計算ミスが起こりうる。金額・件数は人間か計算ツールで検算
並列作業★★★★☆助手役のAI(サブエージェント)を最大20個まで同時に動かせます(初期設定の上限)

安全に使うための基本(権限・読ませる範囲・データの扱い)

Claude Codeを安全に使う要点は3つです。どこまで自動で進めてよいかの設定(権限モード)を知る、読ませるフォルダを絞る、入れたデータがどう扱われるかをプランごとに確かめる。 この3つを最初に押さえておけば、「勝手にファイルを消された」「社外秘を入れてしまった」という事故の大半は防げます。

任せることと、人が握ること

人とClaude Codeの分担Claude Codeに任せるのは、読む・作る・動かす・直す・保存して報告する。人が握るのは、何を作るか、どこまで触ってよいか、社外への送信や公開の可否、最終判断。人は指示と許可を出し、Claude Codeは結果と差分を報告する。 Claude Codeに任せること ① 読む(ファイル・資料・ログ)② 作る(文書・表・スクリプト)③ 動かす(実行して確かめる)④ 直す(エラーが出たら自分で)⑤ 保存して報告する(結果と差分) 人が握ること ・何を作るか決める(仕様)・どこまで触ってよいか(権限・範囲)・社外への送信・公開の可否・最終判断(採用・公開・送付)・失敗したら戻せる準備(コピー・履歴) 指示と許可 報告 失敗しても戻せる範囲(コピーしたフォルダ・Manualモード)で任せるのが基本

図の内容: 左(Claude Codeに任せる)= 読む・作る・動かす・直す・保存して報告する。右(人が握る)= 仕様・権限と範囲・社外送信や公開の可否・最終判断・戻せる準備。人は指示と許可を出し、Claude Codeは結果と差分を報告する。

権限モード: 初期設定は「自動」。確認したいなら「Manual」に切り替える

Claude Codeには、どの操作を確認なしで進めてよいかを決める権限モードがあります。Pro・Max・Teamのプランでは、始めたときのモードが auto(自動)になっています。autoでは、別のAIが操作の内容を先に調べて、危なそうなものだけを止めます。操作のたびに確認は出ません。

全部自分で確認したいなら、Manualに切り替えます。やり方は2つで、ターミナルで Shift+Tab を押すか、claude --permission-mode manual で起動します(設定上の名前は default)。Manualでは、ファイルの編集、コマンドの実行、外部への通信といったほとんどの操作の前に、Claude Codeがいったん止まって確認を求めます(公式Permission modes・2026年8月21日参照)。

モード確認なしで進むもの向いている場面
Manual(default読み取りだけ最初の数日、機密性の高い作業
acceptEdits読み取りと、ファイルの編集、フォルダ作成やコピーなど自分がレビューしながら直す作業
plan読み取りと、調べるためのコマンド実行。ファイルは編集しない(Pro/Max/Teamでは、実行するコマンドをAIの審査役が確認する)大きな変更の前に方針を確認したいとき
auto(Pro/Max/Teamの初期設定)すべて(裏でAIの審査役が確認する)長い作業、確認の手間を減らしたいとき
dontAsk事前に許可した機能だけ無人実行・スクリプト

最初の1週間はManualで始めてください。 慣れてから緩めるほうが、緩めてから締めるより事故が少なく済みます。よく使う安全なコマンドだけ先に許可したいときは、/permissions で設定するか、.claude/settings.json の許可リストに書きます。--dangerously-skip-permissions は確認を全部省く指定です。使うのは、壊れても構わない使い捨ての環境(仮想マシン)の中だけにしてください。

権限モードは「確認の多さ」の段階——最初はいちばん左から

Claude Codeの権限モードの段階左から順に、Manual(すべて確認)、acceptEdits(ファイル編集とmkdir/cp等は自動、そのほかのコマンドは確認)、auto(AIの審査役が判断・Pro/Max/Teamの初期設定)、dontAsk(許可済みの操作だけ)、bypassPermissions(確認なし・使い捨て環境だけ)。最初の1週間はManual。planモードは別枠で、調べて計画だけ出す。 確認が多い(安全・ゆっくり)確認が少ない(速い・その分の備えが要る) Manualすべて確認してから設定名は default acceptEdits編集とmkdir/cp等は自動そのほかのコマンドは確認 autoAIの審査役が判断Pro/Max/Teamの初期設定 dontAsk許可済みの操作だけ許可外は拒否。無人実行向け bypassPermissions確認なし使い捨て環境の中だけ 最初の1週間はここ慣れてから右へ(緩めてから締めるより事故が少ない) plan は別枠: 調べて計画だけ出し、ファイルは編集しない。どのモードからでも切り替えられる切り替えはターミナルで Shift+Tab、デスクトップアプリは送信ボタン横のモード選択

図の内容: 左から Manual(すべて確認・設定名default)→ acceptEdits(編集とmkdir/cp等は自動、そのほかのコマンドは確認)→ auto(AIの審査役が判断・Pro/Max/Teamの初期設定)→ dontAsk(許可済みだけ)→ bypassPermissions(確認なし・使い捨て環境だけ)。最初の1週間はManual。planは別枠で、調べて計画だけ出す。

読ませる範囲: 起動したフォルダが作業範囲。原本ではなくコピーで始める

Claude Codeは、起動したフォルダの中を作業範囲として読み書きします。最初は、業務ファイルをコピーした専用のフォルダを作り、そこで起動してください。原本を触らせなければ、失敗してもコピーを捨てるだけで元に戻せます。「テスト環境がない」会社でも、コピーしたフォルダだけで十分に安全な練習場所になります。

データの扱い: 学習に使われるかはプランで決まる

Free・Pro・Maxの個人向けプランでは、入力したデータをモデルの改善(学習)に使ってよいかを自分で設定します。設定は claude.ai/settings/data-privacy-controls で変更できます。データが残る期間は、許可しない場合は30日、許可する場合は5年です。Team・Enterprise・APIの商用利用では、Anthropicはコードやプロンプトを学習に使いません(保持期間は30日。Enterpriseには保持ゼロの設定もあります)。通信は暗号化され(TLS=通信を盗み見されないようにする仕組み)、会話の記録は手元のパソコン(~/.claude/projects/)にも30日間残ります(公式Data usage・2026年8月21日参照)。

社内ルールの最低限: 3つだけ決める

  1. 読ませてよいフォルダ・データ(個人情報と機密は最初は除外)
  2. 人間の確認を必須にする操作(外部への送信、削除、本番への反映)
  3. 検証責任者(AIの成果物を最終確認する人。「全員で見る」は「誰も見ない」と同じ)

【要注意】Claude Codeを使うときの失敗パターン

Claude Codeがうまく回らないときは、ツールの問題ではなく使い方の問題であることが多くあります。AI導入全般の失敗原因は「AIを試したが使い物にならなかった」の原因3つに整理しています。

失敗1: 出力をそのまま本番に反映する

❌ 生成されたコードをテストせずにデプロイする

⭕ 必ずテスト環境(なければコピーしたフォルダ)で動作を確認してから本番に反映する

Claude Codeは間違ったコードを書くことがあります。特に、外部サービスとのつなぎ方、ソフトの版ごとに違う細かい決まり、業界ならではの要件には、誤りが混ざりやすくなります。うちでも同じ失敗をしました。表計算シートに行を足すプログラムが、書き込む場所を取り違えました。集めたばかりの49件が1行に上書きされ、消えたことがあります。エラーが出ず、画面上は「全件成功」に見えたため、消えたことにその場で気づけませんでした。それ以来、「書いた直後に読み戻して確かめる」という手順を必ず入れています(自社実測・2026年8月)。

失敗2: 指示が曖昧すぎる

❌ 「いい感じにコードを書いて」

⭕ 「PythonとFastAPIで、JWT認証つきのユーザー登録APIを作って。DBはPostgreSQL、ライブラリはasyncpg」(技術名を具体的に指定した例)

使う技術、使ってほしい部品(ライブラリ)、守ってほしい条件を細かく伝えるほど、出てくるものが良くなります。仕様が固まっていない段階では、まず「何を作るか」の相談から始めるほうが早く進みます。着手の順番はAI導入の進め方【5ステップ】で整理しています。

失敗3: 権限モードを知らないまま使う

❌ 「勝手にコマンドを実行しないはず」と思って本番のフォルダで起動する

⭕ 最初の数日は Shift+Tab でManualモードに切り替えて使い、慣れてから制限を緩める

Pro・Max・Teamでは、始めたときのモードがautoです。autoのままだと、確認なしに進む操作があります。「安全に使うための基本」の節のとおり、まずはManualモードにして、コピーしたフォルダで始めてください。

失敗4: 1つのセッションで別件を続けてしまう

❌ 朝から開いたままのセッションで、議事録も集計もデバッグも全部やる

⭕ 用件が変わったら /clear で会話を空にしてから始める

Claude Codeは、そのセッションのやりとりを毎回すべて読み直しながら動きます。関係のない話が溜まるほど、前の指示を取りこぼしやすくなり、間違いも増えます(公式Best practices)。同じ用件のまま会話が長くなってきたら、要約させます。/compact APIの変更点を残して のように、残したいものを指定してください。昨日の続きは、claude --continue(直前のセッションを再開)か claude --resume(一覧から選ぶ)で再開します。いま何が読み込まれているかは /context で見られます。

失敗5: 並列作業のコストを見積もらない

❌ サブエージェントを日常の小さな作業にも使う

⭕ 大きな調査や複雑な作業に絞り、単純な作業は通常のセッションで済ませる

サブエージェントは、それぞれが別々の会話として動きます。そのため、並列に動かした数だけ利用量が増えます。使い始めの1〜2週間は、/usage と打って自分がどれだけ使ったかを見ながら、プランと使い方を決めると安全です。試すこと自体が目的になり、費用だけ膨らむ「PoC貧乏」(PoC=お試し導入)にならないよう気をつけてください。

失敗6: 機密情報をそのまま入力する

❌ 顧客の個人情報や未公開の経営情報をそのまま渡す

⭕ 会社のAI利用ポリシーを確認し、個人情報は匿名化してから渡す

読ませるフォルダを絞る、社外へ送る操作の前に人の確認を入れる。この2つは最初に決めておきます。情報システム部門がなければ、前節の「社内ルールの最低限3つ」を決めてから始めてください。

失敗7: 古いバージョンのまま使い続ける

❌ インストールしたまま放置する

⭕ 公式のインストールコマンドで入れた版は自動で新しくなる。HomebrewやWinGet(=ソフトを入れるための別の道具)で入れた場合は自動では新しくならないので、月に一度は brew upgrade claude-codewinget upgrade Anthropic.ClaudeCode を実行する

新機能も不具合修正も、更新しなければ手元には来ません。月初にまとめて更新する、という程度の決めごとで足ります。

ChatGPT・Geminiとの使い分け(2026年8月版)

一度きりならChatGPT、繰り返すならClaude Code。 Claude Codeは、ファイルを扱う自動化に強いツールです。一度きりの文章作成や調べものなら、チャット型のAIのほうが手軽です。どちらか一方に決めず、両方を使い分ける前提で考えるほうが自然です。

タスク向いているツール理由
一度きりの文章作成ChatGPT/Gemini/Claude.aiブラウザ版のチャットで十分
繰り返す集計・自動化Claude Codeファイルを直接読み書きし、スクリプト化できる
コードのデバッグClaude Codeファイルを直接編集し、実行して確認できる
大量のCSV・Excelの処理Claude Code複数ファイルを一括で処理できる
複数作業の並列処理Claude Code(サブエージェント)別々の会話として並列に進められる
ターミナルを使わない操作Claude Code デスクトップアプリ画面で差分や結果を確認できる

すでにChatGPTの有料プランを契約している方が「もう1つ契約が必要なのか」と迷うのは当然です。判断の軸は1つで、ファイルを触る繰り返し作業や、毎朝・毎晩の自動実行が要るかどうかです。要らなければチャット型1本で足ります。要るなら、相談に使うチャット型AIはどちらか1つに絞り、手を動かす役としてClaude Codeを足してください。この分け方なら費用を抑えられます。チャット型3つ(ChatGPT・Claude・Gemini)のどれを相談相手に残すかは、ChatGPT・Claude・Geminiの使い分けで業務別に整理しています。

ChatGPTの有料プランを使いながらターミナルでファイル編集やコマンド実行まで任せたい場合は、Codex CLIの3つの認可モードと基本操作で、Claude Codeとは別の選択肢として始め方を確認できます。

料金と利用上限、始め方(2026年8月時点)

Claude Codeを使うには、月$20のProプラン以上への加入か、APIの従量課金(プログラムから呼び出して、使った分だけ払う方式)が必要です。無料プランでは使えません(Anthropic公式料金ページ・2026年8月21日参照)。プランの選び方と、上限に達したときの対処だけを知りたい方は、Claude Codeの料金と無料の可否に別記事としてまとめてありますので、そちらをご覧ください。

プラン月額(USD)特徴と向いている人
Free(無料)$0チャットと外部サービス連携(コネクタ)は使えるが、Claude Codeは使えない
Pro$20(年払いなら月$17)Claude Code・Cowork・Design(=資料やデザインを作る機能)を含む。まず1つの業務で試す個人向け
Max$100〜1か月に使える量がProの5倍または20倍。毎日使う個人や、自動処理を動かし続ける人向け
TeamStandard $25/席、Premium $125/席(年払いでそれぞれ$20・$100)2〜150人のチーム向け。管理機能とSSO(会社のIDでまとめてログインする仕組み)が付き、入力したデータは学習に使われない
Enterprise1席あたり月$20+使った量に応じた料金(API料金と同じ単価)。総額は利用量で変わる大規模な組織

どのプランから始めるか——3つの質問で決まる

Claude Codeのプランの選び方ファイルを触る繰り返し作業がなければチャット型AIで足りる。あれば、会社で複数人が使うか、契約として学習に使われない扱いが必要ならTeamかEnterprise、そうでなければ毎日使うならMax、週に数回ならPro。 ファイルを触る「繰り返し作業」がある? いいえ チャット型AIで足りるClaude.ai(無料・Pro)など はい 会社で複数人が使う? または契約として学習に使われない扱いが必要? はい Team($25/席〜)Enterprise も同じ扱い いいえ 毎日使う? 毎朝・毎晩の自動化を回す? いいえ はい Pro($20・年払い$17)まず1つの業務で試す個人 Max($100〜)Proの5倍か20倍の利用量を選ぶ

図の内容: ①ファイルを触る繰り返し作業がなければチャット型AIで足りる → ②会社で複数人が使う、または契約として学習に使われない扱いが必要ならTeam(Enterprise) → ③毎日使う・自動化を回すならMax、週に数回ならPro。

利用上限: セッション枠と週次枠の2段階

月額のプランでは、利用量は「5時間ごとに戻る枠(公式の呼び名はセッション単位の枠)」と「週ごとの枠」の2段階で管理されます(Maxプランの公式案内。週ごとの枠は週に一度、アカウントごとに決まった時刻に戻ります)。Pro・Maxとも、この上限はチャットのClaudeと共有です(公式ヘルプ: MaxプランProまたはMaxでClaude Codeを使う)。Team・Enterpriseも同じく、5時間ごとに戻る枠と週ごとの枠の2つで、この枠をチャットとCoworkとで分け合います(公式Manage costs)。

利用上限は2段階——どちらか一方でも尽きると止まる

Claude Codeの利用上限の2段階セッション枠は5時間ごとにリセットされ、週次枠は週に1回決まった時刻にリセットされる。どちらか一方でも上限に達すると止まり、自動で追加課金はされない。止まったら、待つ、使用量クレジットを有効にする、上位プランにする、のいずれかを選ぶ。残量は/usageで確認できる。 セッション枠5時間ごとにリセット 5時間 5時間 5時間 5時間 ← 枠の中で使った量(色つき)。枠が変わると元に戻る 週次枠週に1回リセット 1週間ぶんの合計 ← 5時間枠が戻っても、週の合計が上限なら止まる 止まっても自動で追加課金はされない選択肢は3つ: リセットを待つ / 使用量クレジットを有効にする / 上位プランにする。残量は /usage で確認

図の内容: セッション枠(5時間ごとにリセット)と週次枠(週1回リセット)の2段階。どちらか一方でも上限に達すると止まるが、自動で追加課金はされない。止まったら、待つ・使用量クレジット・上位プランの3択。残量は /usage で確認。

上限に達したときの選択肢は3つです。リセットを待つか、使用量クレジット(枠を超えた分を使った量に応じて払う設定)を有効にして続けるか、上位のプランに変えるかを選びます。自動で追加課金されることはありません。セッション中に /usage と打つと、残量が表示されます。プランの上限に対する残りと、直近1週間の内訳(どのサブエージェントやスキルが使ったか)が出ます。

APIの従量課金で使う場合の目安として、公式が公開している企業での実績は、「開発者1人あたり、作業した日で1日約$13、月$150〜250。利用者の9割は1日$30以下」です(公式Manage costs)。毎月の支出を一定にしたいなら、プラン制のほうが向いています。

非エンジニアの最短スタート: デスクトップアプリで議事録を1本作る

ターミナルを使わずに始めるなら、デスクトップアプリです(3通りの手順を並べた短い版はClaude Codeの始め方にあります)。Windowsの場合は、先に Git for Windows を入れておきます。手元のPCでセッションを動かすのに必要です(Macは最初から入っていることがほとんどです)。

  1. 公式ページから macOS または Windows 用のインストーラーをダウンロードして入れ、Claudeのアカウントでサインインする(Pro以上のプランが必要)
  2. 上部の Code タブを開く
  3. Local(自分のパソコンで作業)を選び、Select folder(フォルダを選ぶ)を押して「会議メモをコピーしたフォルダ」を選ぶ(原本のフォルダは選ばない)
  4. 送信ボタンの横のモードを Manual にする(変更のたびに確認が出る)
  5. 次の指示を送る
プロンプト
このフォルダの kaigi_memo.txt を読んで、議事録(参加者・日時・決定事項・保留事項)と、担当者・期限つきのアクションリストを gijiroku.md に作ってください。
担当者や期限が分からない項目は、先に一覧にして私に確認してください。
  1. 提案された変更を画面で確かめ、Accept(採用)を押します。できあがった gijiroku.md はテキストファイルなので、Wordで開いて体裁を整えれば配布できます

デスクトップアプリにはClaude Codeが入っているので、Node.jsやコマンド版(CLI)といった別のソフトを入れる必要はありません(公式Desktop quickstart)。

ターミナルで始める場合

ターミナル
# macOS / Linux / WSL
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

# プロジェクトのフォルダに移動して起動する(初回はブラウザでログイン)
cd your-project
claude
ターミナル
# Windows(PowerShell)
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

起動したら、最初に /init と打ってみてください。Claudeがフォルダの中身を読んで、CLAUDE.md(プロジェクトの指示書)の下書きを作ります。パソコンに何かを入れる作業そのものを避けたい場合は、ブラウザ版(claude.ai/code)から始められます。

社内で提案するときの材料

「月$20で何が変わるのか」を社内に説明するときの材料をまとめました。5行にまとめたひな型と、よく聞かれる2つの質問への答えです。まず1名で試し、部署へ広げる段階で研修を考えるなら、AI研修会社の比較も参考になります。

稟議に貼れる5行

  • 何を: Claude Code(Anthropic)のProプランを、まず1名・1業務(例: 週次の売上集計)で3か月試す
  • いくらで: 月$20(年払いなら月$17)。仮に1ドル=150円で月3,000円前後。無料プランでは使えない
  • 誰が: 社内のIT化担当1名が使い、できあがったものは部門責任者が確かめる
  • 安全対策: 読ませるのはコピーしたフォルダだけ。権限はManualにする。個人情報と社外秘は読ませない。個人プランでは、AIの学習に使わせない設定にする
  • 効果の測り方: 対象業務にかかる時間を、着手前と3か月後で比べる。うちの例では、競合記事1,550本の集計は人手では手が回らなかったが、Claude Codeでは取得47秒・集計数秒で終わった(自社実測)

「すでにChatGPTを払っている」への答え

相談相手はどちらか1つで足ります。Claude Codeは、ファイルを直接読み書きして最後まで手を動かす担当として足すものです。議事録・集計・文書の下書きを毎週繰り返している業務があるなら、その分の手作業が減ります。繰り返しが無いなら、追加する理由はありません。

導入稟議書そのものを書かせる

プロンプト
Claude Code(Anthropic)のProプラン導入の稟議書を drafts/ringi.md に作ってください。
対象業務は「週次の売上集計と会議の議事録作成」、期間は3か月の試行、利用者は1名。
含める項目: 目的/対象業務/費用(月$20・年払い$17、1ドル=150円換算の目安)/安全対策(コピーしたフォルダのみ・Manualモード・機密は対象外)/効果の測り方/中止の判断基準。
数字は私が伝えたものだけを使い、それ以外は「要確認」と印を付けてください。

1名の試行後に部署展開するなら、Claude Code研修の3形式・費用・助成金の選び方で、独学・公開講座・法人研修の違いを比較できます。

2026年8月のアップデートまとめ

Claude Codeの最新版は、2026年8月20日リリースのv2.1.238です。2026年7月下旬から8月20日までに、主要な機能追加が6件ありました(Changelog・2026年8月21日参照)。

Claude Opus 5がopus指定時の標準に(7月24日・v2.1.219)

最上位モデルのClaude Opus 5が公開され、Claude Codeでも、opusを選んだときに使われるモデルになりました。一度に読める量(コンテキスト)が1Mトークンあるのが特徴です。モデルは、起動するときのオプション指定(フラグ)か、セッション中の /model で切り替えます。

ターミナル
claude --model opus      # 別名: opus / sonnet / haiku / fable
claude --effort high     # どこまで念入りに考えさせるか。low / medium / high / xhigh / max / ultracode

8月に入った主な変更

日付バージョン変更点
8月4日v2.1.221VS Code拡張にFocus view(Ctrl+Alt+F)を追加。隔離した実行環境(サンドボックス)で特定のファイルを隠す機能(ファイルマスキング)も追加
8月7日v2.1.224自社のサーバーで動かせるSelf-hosted environments(Team・Enterprise限定)を追加。作業と作業のあいだでメッセージをやり取りできるようになった
8月13日v2.1.232サブエージェントのフォーク(会話履歴の引き継ぎ)が最初から有効になった。プロンプトの中で @ を使い、ほかのセッションを指せるようになった
8月14日v2.1.233GitLab(=GitHubと同種のプログラム保管サービス)で、変更提出ページのURLをそのまま渡せるようになった
8月17日v2.1.234利用量上限のリセット後に自動で作業を再開
8月20日v2.1.237〜238最初から入っている「Concise(簡潔)」という返答の書き方を追加。キー操作の割り当てを readline(ターミナルで一般的な操作方式)に合わせられる設定も追加

使える場所が4つに増えた

黒い画面は必須ではない——4つの入口はどれも同じClaude Codeにつながる

入口 1
ターミナル(CLI)

黒い画面で使う。自動処理や、ほかのコマンドの結果をそのまま渡す使い方に強い

入口 2
IDE拡張

VS Code・JetBrains。ふだんプログラムを書いている人向け

入口 3
デスクトップアプリ

Mac・Windows(Linuxはベータ)。黒い画面なし

入口 4
ブラウザ版・スマホ

claude.ai/code。インストール不要

4つのどれから使っても中身は同じです。CLAUDE.md、各種の設定、MCP(外部ツールにつなぐ共通規格)でつないだサーバーの設定は、どの入口でも同じように効きます。

主要機能の現状(2026年8月時点)

機能名は同じでも、どこまで使えるかは数週間で変わります。2026年8月21日時点で何がどの段階にあるのかを並べておきます。

機能状態(2026年8月)概要
Claude Opus 5提供中(7月24日〜)最上位モデル。--model opus で利用
デスクトップアプリ提供中(macOS・Windows、Linuxはベータ)画面上部にChat・Cowork・Codeの3つの切り替え。複数の作業を同時に進める、変わった箇所を目で確かめる、決まった時刻に実行する、といった機能付き
ブラウザ版(claude.ai/code)提供中手元の環境を用意せずに実行できる。時間のかかる作業を依頼し、あとから結果を確認できる
Routines(定期実行)リサーチプレビュークラウドで時刻・API・GitHubイベントをきっかけに自動実行
サブエージェント提供中(フォークは8月13日から最初から有効)調査や並列作業を別の会話に切り出して任せる
Remote Control提供中手元のセッションをスマホやブラウザから続ける
Self-hosted environments提供中(8月7日〜・Team/Enterprise)自社が持っているサーバーの上で、クラウド版と同じ作業を動かせる

この表で見てほしいのは、定期実行とデスクトップアプリの2行です。決まった時刻に走らせる仕組みと、結果を目で確かめる場所が同時にそろいました。おかげでコマンドを覚えなくても、毎朝の定型作業を任せて、出社後に結果だけ見る使い方ができます。

付録A: CLAUDE.mdとメモリ管理(プロジェクトの文脈を覚えさせる)

CLAUDE.mdは、作業フォルダのいちばん上の階層などに置く文字ファイルです。Claude Codeが作業を始めるたびに読む指示書にあたります。書き方のルール、組み立て(ビルド)やテストの実行方法、設計上の決まりごとを書いておくと、毎回説明し直さずに済みます(公式Memory)。Claude Codeの会話は、毎回まっさらな状態から始まります。だからこそ、セッションをまたいで知識を引き継ぐ仕組みが2種類用意されています。

2種類のメモリ

人が書く
CLAUDE.md

作業フォルダのいちばん上の階層か、~/.claude/ に置く。書き方のルール・よく使う命令・決まりごとを書く

Claudeが書く
Auto memory

~/.claude/projects/ の MEMORY.md に、作業中に学んだことを自分で追記

どちらも作業を始めるたびに読み込まれる。必ず守らせたい操作は、CLAUDE.mdではなくHooks(=決めた場面で必ず動く仕掛け。付録B)に書く。

最初の1本は自分で書かなくて構いません。プロジェクトのフォルダで /init と打つと、Claudeがコードや設定を読みます。そのうえで、ビルドやテストのコマンド、プロジェクトの決まりごとを書き出したCLAUDE.mdを下書きしてくれます。すでにファイルがある場合は、上書きせずに改善案を出します。書いたあとは /context と打ってください。Memory files(読み込み済みの指示書)の欄に自分のファイルが並んでいるかを確かめます。載っていなければ、そのファイルは読み込まれていません。

書き方のコツ3つ(公式Best practicesより)

  • 1行ずつ「これを消したらClaudeが間違えるか」と考え、間違えないと思う行は消します。公式の目安は1ファイル200行未満です。長くなるほど、書いた指示は守られにくくなります
  • 守られない指示があるなら、ファイルが長すぎるか、指示が曖昧です。「きれいに書いて」ではなく、「字下げは半角スペース2つ」「変更を保存する前に npm test を実行」のように、守れたかどうかを後から確かめられる書き方にします
  • 必ず実行させたいことは、CLAUDE.mdではなくHooks(付録B)に書く。CLAUDE.mdは「お願い」、Hooksは「強制」です

配置場所と有効範囲

置く場所によって効く範囲が変わります。公式ドキュメントに載っている順(広い範囲から狭い範囲へ)で並べます。

  • 組織全体: macOSは /Library/Application Support/ClaudeCode/CLAUDE.md、Linux/WSLは /etc/claude-code/CLAUDE.md、Windowsは C:\Program Files\ClaudeCode\CLAUDE.md(IT部門が端末管理の仕組み=MDMなどで全員に配ります)
  • 自分の全プロジェクト: ~/.claude/CLAUDE.md
  • 特定のプロジェクト(チームで共有): ./CLAUDE.md または ./.claude/CLAUDE.md
  • 自分だけの設定(チームには共有しない): ./CLAUDE.local.md(共有対象から外すため .gitignore に書き足します)

Claude Codeは、いま作業しているフォルダから上の階層へ順に、CLAUDE.mdを探します。見つかったものをすべてつなげて、セッションの開始時に読み込みます。下の階層にあるCLAUDE.mdは、Claude Codeがそのフォルダのファイルを開いた時点で、追加で読み込まれます。

ルール(.claude/rules/)でファイルの種類ごとに指示を分ける

大きなプロジェクトでは、.claude/rules/ にMarkdownファイルを置きます。先頭のフロントマター(ファイル冒頭に置く設定欄)に、どのファイルに効かせるかを書いておくと、そのファイルを開いたときだけ読み込まれます。

Markdown
---
paths:
  - "src/api/**/*.ts"
---
# API開発のルール
- すべてのエンドポイントに入力チェックを入れる
- OpenAPIのドキュメントコメントを必ず書く

スキル(.claude/skills/)で手順書を必要なときだけ読ませる

CLAUDE.mdは毎回まるごと読み込まれます。「月次締めの手順」「PRレビューの観点」のような、たまにしか使わない手順書まで入れると、関係のない作業のときも読み込まれてしまい、ほかの指示が守られにくくなります。こういうものは .claude/skills/<名前>/SKILL.md に分けます。使うときだけ読み込まれるので、長い手順書を置いても、普段の利用量はほとんど増えません(公式Skills)。

Markdown
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name: getsuji-shime
description: 月次締めの手順。毎月末の集計依頼で使う
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1. data/ の当月CSVを読む
2. scripts/monthly_report.py を実行する
3. 前月比-10%以下の製品を一覧にする

/getsuji-shime と打てば呼び出せます。Claudeが必要と判断して自動で読むこともあります。最初から用意されているスキルもあり、/code-review(変わった部分の点検)などがすぐ使えます。

Auto memoryの動き

Auto memoryは初期設定で有効です。Claudeが作業中に「このコマンドはよく使う」「この直し方が好まれる」と判断したことを、MEMORY.md に自分で書き足していく仕組みです。読み込まれるのは先頭200行(または25KB=日本語でおおよそ8,000字)までです。詳細は別のファイルに分けて保存されます。/memory コマンドを打つと、CLAUDE.mdやメモリファイルの場所が一覧で開きます。無効にしたいときは、.claude/settings.json に次の1行を書くか、パソコン側の設定項目(環境変数)に CLAUDE_CODE_DISABLE_AUTO_MEMORY=1 を登録します。

JSON(設定ファイル)
{
  "autoMemoryEnabled": false
}

付録B: Hooks(決めた場面で処理を強制する仕組み)

Hooksは、決めた場面で処理を自動で走らせる仕組みです。何かを実行する前後、返事が終わったとき、作業の開始時などの切れ目に、パソコンへの命令・外部への通信・別の指示文を実行できます(公式Hooks)。「ファイルを編集するたびにlint(書き方の乱れを機械的に検出するチェック)をかけたい」「危険な削除コマンドは実行前に止めたい」といった決まりごとを、Claudeの判断に頼らず必ず実行させられます。

主なフックイベント

イベント動き出すタイミング用途の例
PreToolUseツール実行の直前危ない命令をその場で止める、渡す値を書き換える
PostToolUseツール実行が成功した直後lintの自動実行、ログの記録
StopClaudeが応答を終えたとき出力の検証、最終チェック
SessionStartセッションの開始時開発に必要な前提情報の読み込み、チケット情報の取得
UserPromptSubmitプロンプトを処理する直前参考情報の追加、危険な指示の取り除き
PermissionRequest権限を確認する画面が出るとき安全な操作の自動承認

公式リファレンスには、上の6つを含めて31種類のイベントが載っています。サブエージェントの開始・終了、会話の要約(圧縮)の前後、作業フォルダの変更などです。フックの形は次の5つから選べます。

  • シェルコマンド(command
  • HTTPリクエスト(http
  • MCPツールの呼び出し(mcp_tool
  • Claudeへの短い問い合わせ(prompt
  • 検証用のサブエージェント(agent

設定例1: ファイル編集後にlintを自動実行する

.claude/settings.json に書きます。EditまたはWriteツールが成功した直後に、プロジェクト内のスクリプトが走ります。commandの仕掛けは、直したファイルの置き場所などの情報を、決まった形式(JSON)で受け取ります。スクリプト側でその情報を読んで、lintをかけます。

JSON(設定ファイル)
{
  "hooks": {
    "PostToolUse": [
      {
        "matcher": "Edit|Write",
        "hooks": [
          {
            "type": "command",
            "command": "\"${CLAUDE_PROJECT_DIR}\"/.claude/hooks/lint-check.sh",
            "timeout": 30
          }
        ]
      }
    ]
  }
}

設定例2: 破壊的なrmコマンドを実行前に止める

JSON(設定ファイル)
{
  "hooks": {
    "PreToolUse": [
      {
        "matcher": "Bash",
        "hooks": [
          {
            "type": "command",
            "if": "Bash(rm *)",
            "command": "\"${CLAUDE_PROJECT_DIR}\"/.claude/hooks/block-rm.sh"
          }
        ]
      }
    ]
  }
}

フックは自分で書かなくても、「ファイル編集のたびにlintを走らせるフックを書いて」と頼めば、Claude自身が設定を書きます。書いたあとは /hooks と打って登録されたかを確かめます。起動時に claude --debug と付ければ、実際に動いているかも見られます。

CLAUDE.mdの指示とHooksの違い

CLAUDE.mdの指示は、Claudeが参考情報として読む「お願い」で、必ず守られる保証はありません。Hooksは決めたタイミングで必ず実行される「強制」です。特定の場面で確実に処理を差し込みたいときはHooksを使います。

【早見表】Claude Codeでできること・苦手なこと

公式ドキュメントに載っている機能を整理すると、Claude Codeの役割は10に分かれます(下の表の左の列)。25項目を全部読む時間がなくても、この表だけで自分の業務に合うかどうかは判断できます。

Claude Codeでできること(公式ドキュメントに沿って整理)

カテゴリできること具体例
コードの生成・修正日本語の指示から複数ファイルにまたがるコードを書き、動かして確認する「認証モジュールのテストを書いて実行し、失敗を直して」
バグ修正エラーメッセージや症状から原因を特定して修正するエラー時に出る詳しい記録(スタックトレース)を貼って「どこが原因か」を調べさせる
コードベースの理解プロジェクト全体を読み、構造や設計パターンを説明する「このコードベースの概要を教えて」と頼み、着任したばかりの人が全体像をつかむ
テスト・リファクタテストのない処理へのテスト追加、古い書き方のコードの書き換え、書き方チェック(lint)で出た指摘のまとめ直し「ES2024(=JavaScriptの新しい書き方の規格)に直して、テストも通して」
Git操作変更の登録準備、変更内容の説明文づくり、作業用の枝分かれ作り、変更の提出「変更内容がわかるメッセージでコミットして」
外部ツール連携(MCP)Google Drive・Jira・Slackなどのデータに接続するclaude mcp add で接続し、/mcp で状態を確認
自動化・スクリプト化ほかのコマンドの結果をそのまま渡す使い方(claude -p)、CI(更新のたび自動でテストを回す仕組み)への組み込み、決まった時刻の実行tail -200 app.log | claude -p "異常があれば知らせて"
画像入力スクリーンショットやデザイン案を渡して解析・コード生成エラー画面の画像から原因を推定する
並列・委任サブエージェントへの調査委任、複数エージェントの並列作業大きな調査を任せ、要約だけ受け取る
スキル繰り返す手順を SKILL.md に分け、必要なときだけ読ませる/getsuji-shime で月次締めの手順を呼ぶ

表に載せたコマンドと機能名は、公式ドキュメントに記載があるものに限りました。ネット上には、実在しないコマンドを紹介している記事もあります。コピーして使う前に、公式ドキュメントで確認するのが安全です。Claude Code自身に「what are the limitations of Claude Code?(Claude Codeの制約は何ですか)」と聞くこともできます。最新の公式資料をもとに、自分にできること・できないことを答えます。

Claude Codeが苦手なこと・できないこと

さきほどの表で挙げた弱いところに、それぞれの補い方を並べます。数値計算と最新情報は苦手。金額と件数は人が検算する、が基本です。

苦手・できないこと理由現実的な対処
正確な数値計算・集計AI(大規模言語モデル)は計算を間違えることがある金額・件数は人間か計算ツールで検算する
最新のリアルタイム情報学習した時点より後の事実は、そのままでは持っていないウェブ検索やMCPで一次情報を補い、出典を確認する
出力の正しさの保証いかにも正しそうな見た目で、間違いが混ざることがあります本番に反映する前に必ずレビュー・テストを通す
仕様が曖昧なままの丸投げ前提が足りないと意図とずれた実装になるplan mode(実行前に計画だけを出させるモード。Shift+Tabで切り替えます)を使い、計画を先に確認する
長時間開きっぱなしのセッション会話が溜まるほど前の指示を取りこぼし、間違いが増える用件が変わったら /clear。同じ話が長引いたら /compact
自分で検証できない仕事正しさを機械で判定する手段がないと、「できたように見えた」ところで手が止まるテスト・ビルド・実行結果など、正しいかどうかがはっきり出るものを一緒に渡す
実行してしまった操作の取り消し巻き戻し機能(/rewind)で戻せるのは、Claudeが自分で書き換えたファイルだけです変更履歴の管理ツール(git)の代わりにはなりません。危ない操作の前に、gitで今の状態を保存しておきます
2回直しても直らない状態うまくいかなかった試行錯誤が会話に残り、判断の邪魔をしています/clear して、学んだことを入れた指示で最初からやり直す

代表的な使い方3パターン

  • 既存コードの把握・調査: 「このプロジェクトの全体像を教えて」「ログイン処理を画面からデータベースまで追って」と頼むだけで、知らないコード一式を短時間で把握できます。エンジニア以外でも仕様の理解に使えます
  • 定型作業の自動化: テスト作成、書き方チェックの手直し、使っている部品の更新、更新内容のお知らせ作りは、後回しになりがちな作業です。Claude Codeなら、まとめて片付けられます。CIに組み込めば人手なしで回ります
  • コミットからプルリクエストまでの流れ: 変更内容の保存、作業用の枝分かれ作り、変更の提出、GitHub上での自動点検まで、変更管理まわりを一通り任せられます

迷ったら、用途を1つに絞って小さく試すのが、いちばん失敗しにくい始め方です。

Summary in English

Claude Code is Anthropic’s agentic coding tool that reads your codebase, edits files, runs commands, and integrates with your development tools. It is available in the terminal, IDEs (VS Code, JetBrains), the desktop app, and the browser (claude.ai/code). Claude Code requires a Pro plan or higher ($20/month, or $17/month billed annually) or API usage-based billing; it is not included in the Free plan. Usage is shared with Claude chat and is managed in session-based and weekly windows. This article organizes 25 use cases into five categories (development, business, creative, operations, and 2026 features such as subagents, the desktop app, Claude Opus 5, Routines, and Remote Control), with copy-ready prompts, permission and data-handling basics for safe use, and a step-by-step start for non-engineers. Sources: Anthropic official documentation and pricing page, checked on August 21, 2026. It also explains permission modes (start with Manual), what data is used for training on each plan, session-based and weekly usage limits, and measurements from our own daily use (for example, loading 5.8 million company records from Japan’s corporate number database with scripts written by Claude Code, and fetching 1,550 competitor articles in 47 seconds), plus a short template for proposing Claude Code internally. Official documentation was checked on August 21, 2026.

まとめ(今日・今週・今月にやること)

Claude Codeは、ファイルを読んで作り、動かして確かめ、保存するところまでを担当できます。 何を作るかの決定、権限の設定、外部への送信、最終判断は、人間が受け持ちます。

  • 今日やること: 業務ファイルのコピーを置いたフォルダを作り、#8〜#10のどれか1つのプロンプトをそのまま試す(エンジニア以外なら #9 議事録から)
  • 今週中: 週次で繰り返している作業(レポート・議事録・メール)を1つClaude Codeに任せ、かかった時間を着手前と比べる
  • 今月中: /init でCLAUDE.mdを作り、うまくいった指示を10行書き足す。サブエージェント(#21)かRoutines(#24)のどちらかを試し、チームへどう広げるかを考える。社内に広げる段階の考え方はAI内製化とは——「卒業させる」研修の思想に書いています

どの業務から手を付けるかは、社内の体制が整っているか、失敗したときに元へ戻せるかの2つで決まります。この見極めは、無料相談でもよく出るテーマです。

次に読む

更新履歴

  • 2026-08-22: 初版公開。安全に使うための基本(どこまで自動で進めるかの設定・データの扱い)、使える量の上限、エンジニア以外の方の最短の始め方、社内提案の材料を追加しました。公式ドキュメントの参照日は2026年8月21日
  • 次回更新予定: 2026年9月上旬(Changelogの9月分を追記し、料金・機能の状態を再確認します)

参考・出典

本記事は2026年8月21日時点の公式ドキュメント・公式料金ページと自社の実測に基づきます。機能・料金は変わりやすいので、最新は公式ページでご確認ください。

よくある質問

Claude Codeで具体的に何ができますか?
Claude Codeは、AIコーディングエージェント(=指示を受けて自分で作業を進めるAI)です。コードを書くだけでなく、ファイルを読んで編集し、コマンドを実行し、その結果を確認して報告するところまで任せられます。使える場面は4つあります。開発(コードを書く・テストする・不具合を直す・Gitで変更を管理する)、ビジネス(データ集計・議事録・メール・FAQ・翻訳)、クリエイティブ(記事・画像分析・グラフ)、運用(ログの分析・デプロイ=本番への反映)です(Anthropic公式ドキュメント・2026年8月21日参照)。
Claude Codeは無料で使えますか?月額はいくらですか?
無料プランでは使えません。Proプラン(月$20・年払いなら月$17)以上の月額契約か、API(=プログラムから使うための窓口)の使った分だけ払う契約が必要です。Maxは月$100からです。1か月に使える量が、Proの5倍または20倍になります。Team Standardは1席あたり月$25です(Anthropic公式料金ページ・2026年8月21日参照)。
Claude Codeは高いですか?利用上限はありますか?
月$20のProから使えます。月額のプランには、一定時間ごとに戻るセッション単位の枠と、週ごとの枠があります。Maxプランの公式案内では、セッション単位の枠が5時間ごとに戻ります。上限に達したときの選択肢は3つです。枠が元に戻るまで待つか、追加分(使用量クレジット)を有効にするか、上のプランに変えるかを選びます。追加課金は自動では発生しません(Anthropic公式ヘルプ・2026年8月21日参照)。
Claude CodeとChatGPTはどちらがいいですか?
用途で分かれます。ChatGPTは、質問を投げると答えを返す相談相手です。Claude Codeは、やりたいことを伝えると、ファイルを作り、直し、コマンドの実行まで自分で進めます。相談相手ではなく、手を動かす担当だと考えてください。一度きりの文章作成や調べものにはChatGPTが向きます。繰り返す集計、複数ファイルの処理、コードの修正と実行、定期実行にはClaude Codeが向きます。
ClaudeとClaude Codeの違いは何ですか?
Claude(claude.ai)はブラウザやアプリで対話するチャット型AIです。Claude Codeは、同じClaudeのモデルを使うエージェント型のツールです。ターミナル(=文字で操作する黒い画面)、IDE(=開発用のソフト)、デスクトップアプリ、ブラウザから、手元のファイルやコマンドを直接扱えます。Claude CodeはPro以上のプランに含まれます。使える量の上限は、チャットのClaudeと同じ枠を分け合う形です。
エンジニアでなくても使えますか?
使えます。入口はターミナルだけではありません。デスクトップアプリ(画面上部にChat・Cowork・Codeの3つの切り替えがあります)、ブラウザ版(claude.ai/code)、スマホアプリが公式に用意されています。黒い画面は必須ではありません。議事録の整形、CSVやExcelの集計、メール文面の作成など、コードを書かない業務から始めるとつまずきにくくなります。
Claude Codeは何がすごいのですか?
作業を途中で止めずに最後まで進めることです。指示を受けると、関係するファイルを自分で読んで直します。そのうえでコマンドを実行して結果を確かめ、失敗していれば直してもう一度動かします。チャット型AIが返すのは「こう直せばよい」という答えまでですが、Claude Codeは「直して動かして確認した結果」まで返します。
Claude Codeのできないこと・苦手なことは?
苦手なのは4つです。正確な数値計算(計算ミスが起こりえます)、学習時点より新しい情報(検索やMCP=外部ツールにつなぐ共通規格で補います)、仕様が曖昧なままの丸投げ、長く開いたままの会話(=ひと続きの作業のこと。前の指示を取りこぼしやすくなります)です。出力が常に正しい保証もないので、本番に反映する前のレビューとテストは必須です。
Claude Codeの読み方は?
読み方は「クロードコード」です。Claude Codeは、Anthropic(アンソロピック)社が提供するAIコーディングエージェントです。正式な表記は「Claude Code」です。
Claude Codeの始め方は?
3通りあります。ターミナルなら公式のインストールコマンド(macOS/Linux/WSLは curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash、WindowsはPowerShellで irm https://claude.ai/install.ps1 | iex)を実行し、作業フォルダで claude と打つと起動します。初回はブラウザでログインします。黒い画面を使いたくない方はデスクトップアプリから、パソコンに何かを入れる作業をしたくない方はブラウザ版(claude.ai/code)から始められます(Anthropic公式ドキュメント・2026年8月21日参照)。
入力したファイルはAIの学習に使われますか?
プランで異なります。Free・Pro・Maxの個人向けプランでは、入力したデータをAIの学習に使ってよいかを自分で決めます(許可しない場合、データが残るのは30日です)。Team・Enterprise・APIを仕事で使う場合、Anthropicはコードや指示文(プロンプト)を学習に使いません(データが残るのは30日です)。通信は暗号化され、会話履歴は手元のPCにも30日間保存されます(Anthropic公式ドキュメント Data usage・2026年8月21日参照)。
Claude Codeを定期的に自動で動かせますか?
できます。Routines(お試し提供の機能)を使うと、決まった時刻、外部プログラムからの呼び出し、GitHub(=プログラムの保管場所)での出来事をきっかけに、Anthropicのクラウド上で自動実行できます(Pro・Max・Team・Enterprise、実行の間隔は最短1時間、黒い画面(CLI)では /schedule と打って作ります。claude.aiへのログインが必要です)。手元のPCで動かすなら、デスクトップアプリの予定タスクを使うか、OSの予約実行と組み合わせる方法があります。

AI Expert 編集部運営: Orga合同会社

非エンジニアの運営者が、自社の営業(リスト作成・文面・送付・資料・日報)をAIで毎日動かしながら書いています。中小企業のAI適用診断・実務題材型AI研修・プロAI人材のマッチングを提供。

この記事の検証方法: 数字・価格・仕様は一次情報(公式ドキュメント・公式料金ページ)か自社の実測だけを使い、出典に参照日を付けています。公開前に機械検証(verify_post)と、書き手とは別のAIによる事実照合を通しています。

この記事の検証環境: 本文のコマンドと指定方法は、手元の macOS 26.5・Claude Code v2.1.232 で claude --help(=使える命令の一覧を表示する操作)を実行し、公式ドキュメント(2026年8月21日参照)と照らして確かめました。自社実測の数値は社内リポジトリの実行ログと集計出力から転記(2026年8月22日再計測)。公開前に、書き手とは別のAIが、公式ドキュメントの95項目と1つずつ照らし合わせました。

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